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マーベル映画じゃありません【映画レビュー】『トリプルX:再起動』あらすじ&感想(ネタバレ無し)

2017/04/17

劇場で映画『トリプルX:再起動』を観たので、その鑑賞記録です。

映画『トリプルX:再起動』

画像:映画.comより

あらすじ

地球の周りを回る人工衛星の一つが、なぜか軌道を外れて地球へ。

映画『トリプルX:再起動』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

そのまま大気圏に突入し、燃えながらまっしぐらに地上へと落ちていく人工衛星。

そのころ地上では、ザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)が、カリブ海に浮かぶドミニカの山の上にある鉄塔によじ登っていました。

彼は、そこに取り付けてあった装置を手に入れると、足にスキー板をつけて真っ逆さまに地上へと滑り降りていきます。

映画『トリプルX:再起動』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

追いかけようとする地上の監視員達をよそに、樹木の生い茂る山の中を巧みにスキーで滑り降り、続いてスケートボードに乗って車よりも速いスピードで、海へ向かって駆け抜けて行くザンダー。

昔のようにビデオでその姿を撮影することはなくなりましたが、彼のエクストリームスポーツの腕前は相変わらずのようでした。

一方、場面は変わってブラジルのチャイニーズレストラン。

そこには、サッカー選手のネイマールを「トリプルX」のメンバーとして勧誘している、NSA職員のギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)がいました。

映画『トリプルX:再起動』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

ところが、そのレストランの前の通りにいきなり人工衛星が落ちてきて、巻き込まれたチャイニーズレストランは爆発で吹き飛んでしまうのでした。

この人工衛星の墜落事件について、すぐさまCIAで緊急会議が開かれます。

会議の席で、この件は「パンドラ・ボックス」という極秘の装置が使用され、しかも犯人はCIA内の裏切り者である疑いがあると指摘されるのですが。

突然、防弾の強固な窓ガラスを突き破り、会議室へと飛び込んできた謎の男。

映画『トリプルX:再起動』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

彼は名をジャン(ドニー・イェン)といい、「パンドラ・ボックス」を奪うと驚異的な身体能力で暴れまわり、3人の仲間と共にCIAの警備員達を倒して消え去ったのでした。

「パンドラ・ボックス」を奪われるということは、世界を危険にさらすことになると、CIAは危機感に包まれます。

それは世界中の通信機器をハッキングすることができ、地球を回るすべての人工衛星のコントロールを奪って、ミサイルのように地上へ降らせることもできるという危険な装置だったからです。

この危機に際して、ついにザンダーが呼び出されることになります。

映画『トリプルX:再起動』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

一連の事件の裏には何があるのか、ジャンとはいったい何者で何が目的なのか。

そしてザンダーは、この世界の危機を救うことができるのでしょうか。

感想

『トリプルX』シリーズの第3弾となる本作ですが、1作目を観たのが2002年ですからもう14年以上前になるんですね。

そして2005年に第2作として『トリプルX ネクスト・レベル』が公開になったそうですが、1作目主演のヴィン・ディーゼルが降板して代わりにアイス・キューブ主演で作られまして。

そのせいかどうなのかアメリカでの興行成績が振るわず、日本では劇場公開を見送られDVDなどのメディア販売のみだったこともあり、私もそのことさえ知らずに観てもいなかったんですが。

結果として当時予定されていた3作目の製作も立ち消えになったにもかかわらず、どんな経緯があったのか、10年以上経った今になって再度ヴィン・ディーゼル主演で3作目が作られるという謎。

製作にヴィン・ディーゼルが関わっているところから、

「なんかオレ『ワイルド・スピード』くらいしか代表作無いみたいに思われてるけど、他にもオレ主演で評判になった作品もあったってこと思い出させたろ。よっしゃ『トリプルX』や!」

とか思ったんじゃないかなと想像してみたりして。

とにかく1作目は、エクストリームスポーツをアクションとして取り入れた映画として、かなり話題になったんですね。

エクストリームスポーツってのは、普通の人がやらないような危険なやり方や環境で、つまり怪我や命に関わる危険に挑戦してやるスポーツで、しかもそこにエンターテイメント性も要求されるものでして。

断崖絶壁のような雪山の斜面をスキーで滑り降りたり、オフロードバイクでジャンプして空中で一回転したりする映像なんかを私も観たことがありますが。

本作の主人公のザンダー・ケイジはこのエクストリームスポーツの達人として有名という設定で、1作目でその腕を見込まれてNSAのギボンズにスカウトされて特別エージェント「トリプルX」として活躍します。

ところが2作目では彼は、詳細は不明なれどノンビリ休暇で行ってたはずのボラボラ島で死んだとされ、アイス・キューブが2代目「トリプルX」として登場したわけですが。

実はザンダーが死んだというのは「うっそピョーン!」とばかりに、急に主人公が登場してくるあたりで、既にこの映画が理屈とか考えてはいけない作品であると分かるわけです。

そして、これまでは一人のエージェントを指すコードネームだった「トリプルX」が、今回はプロジェクト名もしくはチーム名を表すことになってて、「オレもトリプルXだ!」「アタシもトリプルXよ!」みたいな感じでワラワラ出てくるところにも驚かされます。

ともあれチーム戦で秘密兵器を巡った攻防が繰り広げられるわけですが、そのチームさえやがて敵味方の形を失ってしまうのですから、もう何が何だかよく分からなくなってしまいますよ。

さらにザンダーに限らず、怪我したはずの人とか「いゃそれは死ぬでしょ?」とか思われた人が、ピンピンして登場したりするところも意味不明で。

そんな感じなんで、この映画は脳で観るのではなく、反射神経と筋肉で観るべき作品と言えるでしょう。

とにかくエクストリームスポーツを題材にしたアクションシーンは、冒頭のシーンからけっこう観応えがあって面白かったです。

「わーこんなことできるんだー」とか思いながら、YouTubeでエクストリームスポーツ動画を観るような気分で鑑賞するのがおすすめですね。

もちろん、最近公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で盲目の戦士を演じたことで注目された、ドニー・イェンの華麗なアクションも見所の一つですし。

他のキャラクターも、ユニークなのが多くて面白いです。

ついでに、笑えるシーンもけっこう仕込まれてますから、そのあたりを楽しむのも良いですよ。

新しくキャラが登場するたびに、字幕でその人物説明が出るんですが、その中に小ネタが仕込まれてることが多いんで、見逃さないようご用心。

以上のような内容ですから、1作目2作目を観てない人でも十分に楽しめるようになってますし、安心して気楽に劇場へ足を運んでみてはいかがかと。

ただし、一部下ネタを含みますので、そういうのが苦手な人はご注意を。

字幕で「クリ○起」とか出てきたときには、「あーこれTV放映が難しそう」とか思いましたから。

ちなみに、サミュエル・L・ジャクソンが「君もヒーローにならないか?」とリクルート活動してますが、マーベル映画ではありませんので念のため。

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作品データ

●原題
xXx:Return of Xander Cage

●監督
D・J・カルーソー

●出演者
ヴィン・ディーゼル
ドニー・イェン
サミュエル・L・ジャクソン

●日本公開年
2017年

●上映時間
108分

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