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また別の攻殻ワールド【映画レビュー】『ゴースト・イン・ザ・シェル』あらすじ&感想(ネタバレ無し)

2017/05/10

劇場で映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』を観たので、その鑑賞記録です。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』

画像:映画.comより

あらすじ

人間そっくりのアンドロイドが普及し、社会の様々な場所で人との共存が当たり前のものとなっている近未来。

人間自身も、「義体化」と呼ばれる技術で体の一部を機械に置き換えたり、ネットワークに接続する装置を体に埋め込んだりすることが珍しくありませんでした。

そのテクノロジーの最先端を行く企業ハンカ・ロボティックス社で、テロによる事件で瀕死の重傷を負った一人の女性(スカーレット・ヨハンソン)の手術が行われていました。

それは脳を除いて体のすべてを機械化する「完全義体化」の手術で、彼女はその最初の成功例となったのでした。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

こうして一命を取り留めながらも、しかしナゼか過去の記憶を失ってしまった女性は、その後ミラ・キリアンという名を与えられ、対テロ機関の「公安9課」へと配属されることに。

やがて少佐という階級でチームを率いるまでになったミラは、ある作戦でビルの屋上に待機していました。

ビルの中ではハンカ・ロボティックス社の重役たちが会食の最中だったのですが、突然その場にいた芸者型アンドロイドが狂ったように人を襲い始め、同時に乗り込んできた集団による銃撃まで始まり大混乱に。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

その様子を屋上から察知した少佐は、9課の責任者である荒巻部長(ビートたけし)の制止も聞かず、応援を待つことなく単身体当たりで窓を破り部屋へとダイブします。

映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

混乱した状況を目にも留まらない素早い銃撃の末に制圧した少佐は、最後に社の重役の一人に取り付いていた芸者型アンドロイドを追い詰めて破壊しますが、それは機能を停止する間際に「ハンカ社に関われば破滅するぞ」と謎の言葉を残したのでした。

その後、事件の主犯がクゼと呼ばれる男であることが判明し、公安9課のメンバーはクゼを捕らえるために捜査を開始。

少佐も、最も信頼のおける相棒といえるバトー(ピルー・アスベック)とともに、犯人の目的を確かめるべくハンカ社へと向かうのでした。

感想

士郎正宗さんの漫画が発表されたのが30年近く前で、それから今までテレビや劇場アニメが何作も作られて、どの作品も話題となり人気を呼びましたが。

私は原作漫画は読んだことないんですがアニメのほうが好きなもんで、ついにハリウッド映画として実写化されたということだけで、当然ながら気になりまして劇場まで足を運んだ次第。

同じように原作やアニメの作品が好きな人たちの評判は、まさに賛否両論真っ二つになってるようですが、私は予想したよりも面白かったですね。

ただやはりオリジナルの『攻殻機動隊』とは世界観がまったく違うもので、『攻殻機動隊』を原作としたと言うよりも『攻殻機動隊』にインスパイアされた別作品と言うべき作品でしたよ。

『攻殻機動隊』という作品は、原作者と生活環境を同じくする日本人でさえ難解なもので、さすがにアレをそのまま世界に公開しても理解され難いというのは当然とも思われ。

例えば「ゴースト」なんていう概念は、たぶん原作でもそうでしょうが、話数を重ねたアニメ版のTVシリーズでさえとても分かり難いもので、それを初めて『攻殻機動隊』に接する人に対して2時間程度の映画で表現するのは無理があるでしょう。

おそらくそういう事情で、物語の骨格がオリジナルとは違う比較的分かりやすいものに変えられてまして、主人公の少佐による「義体化する前の自分」探しのような話がテーマになってるんですね。

とはいえ、付随する様々なストーリーは『攻殻機動隊』の印象的なシーンが多用されてまして。

つまり実写版としての新しい物語を骨格として、原作やアニメのいくつかの印象的なストーリーを肉付けしたという構成の作品に仕上がってるんですよ。

このフランケンシュタインの怪物のような継ぎはぎ感を受け入れられるかどうかが、本作の評価の分かれ目になると思われ。

うまくいけば、オリジナルを知ってる人も知らない人も、両方が楽しめる作品なんですが。

『攻殻機動隊』をまったく知らない人は、もちろん肉付け部分のストーリーは馴染みが無く、細かい説明も無いので理解し難いのではないかと思われ。

そして『攻殻機動隊』を愛するファンにとっては、万人受けしやすい骨格の部分の新しい物語に違和感を感じるのではないかという。

そんな感じで、下手をすると両方の観客に受け入れられない危険もあるわけですね。

ですから『攻殻機動隊』に初めて接するという人は、できれば劇場アニメの『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』だけでも観ておくと、さらに楽しめるかと。

そして『攻殻機動隊』ファンの人は、話の筋にはこだわらずに、あのいろいろな名シーンを実写で鑑賞することができるという点に楽しみを見出しましょう。

そのために私が是非と強く推したいのは、字幕ではなく吹き替え版で観ることです。

というのも吹き替え版の声は、「少佐(田中敦子)・バトー(大塚明夫)・トグサ(山寺宏一)」といったように、アニメ版の声優さんがキャスティングされてるからなんですね。

その声だけで、アニメ版の世界観に浸ることができますよ。

それから、できたら劇場で3Dでの鑑賞もおすすめです。

だって、少佐がビルの上から落ちていって窓を割って飛び込むシーンだとか、光学迷彩で姿を消したまま戦うシーンとか、3Dの実写で観るとそれだけで感動モノなんです。

というわけで、制作国のアメリカでは配役における人種差別という、作品自体とはぜんぜん関係の無い部分で評価を下げたりして残念な状況があったりもするようですが。

そんなことは気にかけない日本では、もっと評価されてもいいのではないかなと思える映画でしたね。

『ブレードランナー』的な街の描写が、しつこいくらいに何度も画面に出てくるのには少し食傷したとはいえ、それを含めて様々なSF感のある映像についても面白かったですし。

それから、スカーレット・ヨハンソンがときどきブラック・ウィドウに見えたり、義体を意識したモッサリした動きに違和感を感じたりしつつも、総合的には少佐の役にハマってる印象でしたし。

とりえあず観ておくかなという程度の気分だったんですが、けっこう満足できてやっぱり観に行って良かったですよ。

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作品データ

●原題
Ghost in the Shell

●監督
ルパート・サンダース

●出演者
スカーレット・ヨハンソン
ピルー・アスベック
ビートたけし
桃井かおり

●日本公開年
2017年

●上映時間
118分

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