エージェント・オブ・シールド【シーズン3】第7話・第8話あらすじ(ネタバレあり)
2017/06/05
米ドラマ『エージェント・オブ・シールド シーズン3』第7話・第8話の簡単なあらすじです。
各話ラストまでストーリーを記述していて、ネタバレを含んでいます。
第7話:カオス理論
フォンストラッカーの言葉を聞いたメイは、ガーナー博士への疑念を胸に思い悩んでいました。
そしてシールドの基地に帰ると、すぐに彼がインヒューマンズのカウンセリングをしている場所へと駆けつけ、二人きりで話をして真相を問いただそうとします。
しかし詰問されて追い詰められた彼は、メイを麻酔銃で撃って意識を失わせて密かに外へと運び出すのでした。
やがて目を覚ましたメイに、ガーナー博士は自分に何が起こったのかを語り始めます。
実は、以前アフターライフのジャイーンから押収したインヒューマンズのリストを調べようとした彼は、仕込まれていたテリジェンミストを浴びてしまうことに。
石化してしまった博士は、しかしなぜか元の姿に戻れたものの、興奮状態になると体がモンスターへと変化するインヒューマンズになってしまったのです。
と同時に、他の能力者を殺さなければならないという衝動にとらわれるようになり、これまで何人ものインヒューマンズを殺してきたのでした。
メイの元を離れたのも彼女を傷つけないためで、愛する気持ちに変わりは無いと打ち明け、今の自分を理解して欲しいと懇願するガーナー博士。
その頃、ジャイーンのリストに載っている仲間たちが次々と殺されていることに気づいたリンカーンは、シールドの中にラッシュがいるという結論に達します。
そして、呼び出したマックに自分の考えを打ち明けると、二人は報告のために一緒にコールソンのもとへ。
ロザリンドとデイジーと共に大統領との会見に行く途中だったコールソンでしたが、リンカーン達からの報告を受けてリストを預かっているガーナー博士が怪しいと判断し、すぐさま彼の居場所を探すのでした。
やがてメイを捕らえていた博士を見つけ出したコールソンは、おとなしく保護されるよう彼を説得しますが、仲間を殺されて感情的になっていたリンカーンがやって来て暴走。
能力による彼の攻撃を受けたガーナー博士は、ついにラッシュへと変貌し、かけつけたATCUの隊員たちを殺しながら逃亡を図ります。
画像:映画.comより
しかし、暴れる博士を説得によって油断させたメイが、その隙に銃撃でインヒューマンズ収容用のモジュールへと押し込めることによって、ようやく彼を捕まえることに成功。
こうしてガーナー博士の身柄はATCUへ引き渡されることになり、元の体に戻すための治療法が見つかるまで仮死状態で保護されることに。
一方、シールドの研究室にいたフィッツは、シモンズから彼女が異星にいたときに使っていた携帯端末を渡されて、中に入っていたデータを復元します。
そして、シモンズとウィルが仲良さそうに写っている写真をその中に見つけて、嫉妬と怒りの衝動を抑えきれないフィッツ。
しかし同時に、シモンズが端末に記録した自分へのメッセージの動画を見て、彼女の自分への思いも知り、涙がこみ上げてくる彼なのでした。
そんなシモンズのために、時空の扉を開く方法を探そうと彼女が写した写真を見ていた彼は、やがてウィルの服に付いている刺繍のマークに気づきます。
それは、かつてモノリスの謎を解くために行った、イギリスの古城にあったマークに似ていました。
こうして彼は、古代からモノリスを扱っていた組織とNASAとの間に何かつながりがあると推測し、それが時空の扉を開くための手がかりになるのではないかと考えるのでした。
第8話:いくつもの首
ATCUへと運ばれるガーナー博士が収容されたモジュールを見送るシールドのメンバーたちでしたが、コールソンにはこの機会を利用した計画がありました。
彼はロザリンドに気を許したように見せかけて、実は彼女やATCUに対する疑惑を感じていて、それを確かめよとしていたのです。
画像:映画.comより
彼女をシールドの基地へと招いたコールソンは、その間にATCUを調査して、保護されたインヒューマンズたちや治療薬の開発状況などすべてを調べ上げるという作戦を計画します。
そして、FBIのサイバー部門を名乗ったボビーとハンターがATCUの施設を訪れ、施設内に運ばれたガーナー博士のモジュールがネットワークに不正アクセスすると同時に作戦開始。
最近ハッカーによる多数のサーバーへの攻撃があり、その調査をするために来たと偽って、ハンターがデイジーからの無線による指示のもと、コンピュータを操作して時間を稼ぎます。
その隙に施設内を調査したボビーは、地下にあった「能力者管理室」を発見し中を調べますが、驚愕の事実を知ることになります。
そこには、運び込まれたはずのガーナー博士のモジュールはおろか、他に収容されたはずのインヒューマンズたちの姿も無く、治療薬の研究をしている形跡もまったくありません。
ボビーが見つけたのは、インヒューマンズを増やす原因となったテリジェンクリスタルの成分を含んだフィッシュオイルのカプセルでした。
ATCUはインヒューマンズを治療するのではなく、実際にはカプセルを社員に配り、インヒューマンズを増やそうとしていたのです。
その報告を受けたコールソンは、ロザリンドを問い詰めますが、しかし彼女はその事実を知らなかったようで困惑するばかり。
実はロザリンドとATCUを利用してインヒューマンズを増やそうと企んでいたのは、彼女の友人でもあり仕事のパートナーでもあるマリックでした。
マリックは、大統領顧問団のアドバイザーという信頼された役職にもありながら、その裏ではヒドラの再建を狙っていたのです。
ようやくそれに気が付いたロザリンドは、ATCUの施設にいたバンクスに連絡して、ボビーたちの脱出を手伝うよう指示します。
正体がばれて追われていたボビーとハンターは、その助けによって無事に施設からの脱出に成功し、メイとリンカーンの乗ったゼファーワンでシールドの基地へと帰ったのでした。
その頃マリックは、ストラッカーから聞き出した秘密の金庫室にいました。
ところがそこへ、ウォードがやって来ます。
マリックはウォードを邪魔者とみなして殺そうとしたのですが、マリックの部下を倒して金庫室の場所をつきとめたウォードは、彼の後を追ってここまで来たのでした。
ウォードの執拗さと能力に感心したマリックは、考えを変えて彼に手を組もうと持ちかけます。
そしてマリックの言葉を信頼しきれないウォードに、彼はウォードも知らなかったヒドラの歴史について語り始めるのでした。
それは、数千年も前にさかのぼります。
地球に初めて誕生したインヒューマンズは、その人間を上回る圧倒的な能力のため恐れられ、ついにはモノリスによる時空の扉を使って異星へと追放されることに。
そのインヒューマンズを連れ戻し、指導者として迎え入れるために組織されたのがヒドラでした。
ヒドラは何世紀にも渡って、追放されたインヒューマンズを連れ戻そうと研究を重ねてきましたが、未だその目的は達成されていません。
しかしマリックは最近とある情報を知り、そこに希望を見出します。
それはシールドが、モノリスを使って異星から人を連れ戻したという情報でした。
こうしてマリックはウォードを仲間とし、彼を使ってシールドの情報を盗み出すことに。
そしてウォードは、密かにマリックのもとへと運ばれていたガーナー教授に接触し、彼を利用してシールドから情報を得る計画を実行に移すのでした。