最新VRデバイス3種比較!「Rift」「Vive」「PlayStation VR」の基本情報まとめ
2020/04/01
VR(ヴァーチャルリアリティ)デバイスとは
(画像:PlayStation VR公式サイトより)
VR(ヴァーチャルリアリティ)デバイスっていうのは、各種センサーを搭載したヘッドマウントディスプレイ(HMD)をPCなどに接続して、ゲームや映像作品を楽しむためのデバイスです。
これを使うことによって、従来の平面ディスプレイとは異なる360度の空間を視認することができるんですね。
さらに手の動きを追跡するハンドトラッキングコントローラーを使うことによって、実際の手の動きをバーチャル空間で再現することができまして。
つまりVRデバイスを利用することで、右を向けば右の景色、後ろを向けば後ろの景色を見ることができ、そして手を動かせばバーチャル空間で手を動かしたり、その手で物を動かしたりもできるわけです。
これによって、よりリアリティのある映像コンテンツや、ゲーム体験を楽しむことができるようになるんですね。
現在の主な最新VR3種を比較
現在発売中および年内に発売が予定されている主なVRデバイスは、以下の3種類となっています。
【Rift(Oculus製)】
(画像:Rift公式サイトより)
【Vive(HTC製)】
(画像:Vive公式サイトより)
【PlayStation VR(SIE製)】
(画像:PlayStation VR公式サイトより)
ここで、それぞれを比較するために表にしてみましたので、ご参照ください。
Rift | Vive | PlayStation VR | |
---|---|---|---|
発売日 | 2016年3月28日 | 2016年4月5日 | 2016年10月(予定) |
単体価格(国内) | 9万4600円 | 11万1999円 | 4万4980円 |
解像度 | 2160×1200ピクセル(1080×1200ピクセルの有機EL2枚) | 2160×1200ピクセル(1080×1200ピクセルの有機EL2枚) | 1920×1080ピクセル(960×1080ピクセルの有機EL2枚) |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz | 120Hz |
視野 | 約100-110度 | 約110度 | 約100度 |
オーディオ | 内蔵3Dオーディオ | 付属イヤホン | 付属イヤホン |
重量 | 470g | 555g | 610g |
プラットフォーム(オンラインストア) | Oculus Home、Steamなど | Steam | PS Store |
接続デバイスの推奨スペック | |||
CPU | Intel Core i5-4590もしくはAMD FX8350と同等かそれ以上 | Intel Core i5-4590と同等かそれ以上 | PlayStation 4 |
メモリ | 4GB | 8GB | |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 970およびAMD Radeon R9 290以上 |
まとめ
どれもスペック的には、あまり程度に大きな違いは無いように思えます。
重量の観点から見ると「Rift」が軽くて良いように感じますが、装着感は重量だけによらないものなので、実際に付けてみないことには判断が付きにくいのが難ですね。
単体の値段が「PlayStation VR」がずば抜けて安いので、PlayStationユーザーのみならず、やはり買い求めやすいかなと。
他の2機種はハイスペックPCが必要なので、今使ってるPCがそれに該当すればいいのですが、新たに購入する場合はPCに10万以上の費用がかかってしまいます。
ちなみに「Rift」の公式サイトでPCのスペックを診断できるツールが配布されてまして、それを使って手持ちのPCでVRデバイスを利用できるか確認できますので、試してみるのもよろしいかと。
さらに利用するコンテンツによっては、別売りのハンドトラッキングコントローラーやカメラなども必要な場合もあるので、その費用もバカになりませんし。
もし買うとしたら、まずは10月の「PlayStation VR」の発売を待ってから検討するというのが、現在の最善策といったところでしょう。
そして何よりこういったデバイスは利用できるソフトによって価値が左右されますから、そのへんも期待してしばらく待ちたいところですね。