パクチー臭に要注意【カップ麺レビュー】まるか食品「ペヤング パクチーMAXやきそば」を食べた
量販店のドンキホーテで見つけて買ってみました、まるか食品の「ペヤング パクチーMAXやきそば」です。
カロリーは、1食(107g)当たり481kcalとなってます。
ちょうど1ヶ月ほど前に「ペヤング わかめMAXやきそば」なんてのを食べて記事にもしましたが、今回のは「パクチーMAX」ということで、またマニアックな方向に振り切った焼きソバですよ。
パクチーなんてのは好き嫌いがハッキリキッパリと分かれる食材ですからね、好きな人は飛びつくでしょうが、そうでない人はパッケージを目にするだけで顔をシカメかねない商品と言えるでしょう。
かく言う私は、最近ようやくパクチーが少し好きになった程度の、にわかパクチー好きですから、とりわけ好みに合うカップ麺というわけじゃないですが、一度くらいは是非とも味わってみたいと買ってみた次第。
さて早速フタを開けてみると、中には「やきそばソース」と「かやく」の2つの小袋が入ってます。
当然ながら「かやく」の方にはパクチーが入ってるんですが、見たところパクチーだけで、それ以外は一切入っていないという潔さ。
カップの中も麺以外は入ってないので、これはパクチーだけを具とした、まさに「パクチーMAX」の心意気や天晴れといった構成の焼きソバですね。
まずは「かやく」のパクチーを麺の上にあけますが、まるで茶葉のようにしか見えないコレは乾燥パクチーでして、この状態だとあまりパクチー臭は感じられない模様。
量的には少なく思われますが、まぁカップ麺の「かやく」としてのパクチーですから、この程度でも十分と言えましょう。
そしてお湯を注いで待つこと3分で湯切りをするんですが、ここでまず強いパクチー臭をくらいます。
乾燥パクチーを浸したお湯は、それ自体パクチーが乗り移ったかのように匂いを発してるんですね。
そしてフタを取ると、さらに強烈なパクチー臭がムワッと辺りに立ち込めます。
「おぉっ、これぞまさにパクチー料理の醍醐味!」
と感動したところで、続いて「やきそばソース」をかけてやるんですが、今度はこのソースからレモングラスの香りがフワリと広がります。
おゃ?と思って原材料名を見ると、どうやらレモングラスではなくレモン果汁がソースにはいってるらしく、その香りだったんですね。
とはいえ、パクチーとレモンの香りとくれば、エスニック料理やタイ料理ならではですから、期待感が高まるしかないわけで。
ワクワクしながらかき混ぜて、ソースの色が薄いんでシッカリ混ざったのかどうか分からないので、とにかく念入りに混ぜたら出来上がりです。
それでは、いただきます!
箸でつまみあげた麺を口に入れたとたん、鼻へと抜けていく強烈なパクチーの香りと、それを後ろから健気に支えるようなレモンの香り。
ムフーンとその香りに酔いしれていると、続いてウマ塩味の味わいが舌に感じられます。
「やきそばソース」の中には、魚醤やジンジャーパウダーや海老エキスなんてのも入ってるようですが、実際はそれらの味の影響はさほど感じられず、かなり淡白な旨みのある塩味という印象。
ただこの「パクチーMAX」が目指すところは、とにかくパクチーの風味なわけで、それ以外の味わいなど単にそれを支える引き立て役でしかないわけですからね。
そういう意味で、パクチーの香りが存分に味わえるこの全体のバランスは、実に上手くできていると言って良いでしょう。
もちろん、これはパクチー初心者の私としての感想ですから、もっとディープなパクチーフリークなんかはパクチー感が足りないとか言うかも知れません。
でもそういった人はカップ麺なんか食べてないで、生涯パクチーを生でモグモグやってればいいわけで、この「パクチーMAX」にこれ以上を求めるのは無粋というモノですよ。
ワカメが盛大に増えて麺を覆いつくした「わかめMAX」に比べると、こちらは分量的にパクチーが少なくて見た目のインパクトは弱く感じられますが。
食べた感想としては、十分にパクチーの風味が楽しめて美味しかったですね。
ちなみに強烈なパクチー臭が催涙弾のように周囲に広がりますから、職場などで食べる際は周りへの十分な配慮が必要でしょう。
そして食べ終わった空の容器までも、その後ずっと香りを発散し続けますので、その処分についても注意すべきです。
タバコと同じくらい、周りへの気配りが必要な食べ物なので、用心して食べましょうね。
というわけで、ごちそう様!
ペヤングのやきそばシリーズです。