元祖油そばを体験【カップ麺レビュー】マルちゃん「珍々亭 油そば」を食べた
2021/10/07
ドラッグストアのウエルシアで見つけました、マルちゃんの「珍々亭 油そば」です。
カロリーは、1食(169g)あたり725kcalとなってます。
先週から発売になった新商品なんですが、「珍々亭」という武蔵野市にあるラーメン店が監修した一品。
東京都武蔵野市「珍々亭」とは?
「珍々亭」っていうのは、中央線の武蔵境駅と東小金井駅のちょうど中間あたりの線路の北側にあるお店でして。
私は学生の頃にその比較的近場のアパートで暮らしてたことがあって、店の近くを何度も自転車でウロウロしてたんですよね。
とはいえ実は「珍々亭」の存在にはまったく気づいてなくて、いゃもしかしたら何度か店の前を通り過ぎたことくらいはあるのかも知れませんが。
写真を見るとあまり目を引くような店構えをしてないんですよね、何と言うかどこにでもある古びたラーメン屋といった風情。
何でも昭和29年創業とのことで、その歴史に相応しいと言うべきなのか。
とにかく一見パッとしない店なんですが一説によると「油そば発祥の店」なんだそうで、ラーメン好きの間では有名な評判店とのこと。
ですからチョット辺鄙な場所柄や駅から割と距離があって交通の便が悪いのにもかかわらず、元祖油そばを体験せんと訪れる客やリピーターが行列を作ってるらしいですよ。
そんな「珍々亭」の「油そば」をカップで再現したこれは、もう何年も前からほぼ毎年少しずつ内容を更新しながら発売されてまして。
今回の発売が既に7回目くらいになるという、かなり人気のあるカップ麺なんですね。
というわけで私も元祖油そばの味をカップ麺で味わってみようかなと、学生時代の懐かしさも感じつつ食べてみることにしまして。
パッケージをといてフタを開けてみると、中には「かやく」「液体ソース」「特製カップスープ」の3つの小袋が入ってます。
そう!このカップ麺には、北海道で有名な「やきそば弁当」のようにスープの素が付いてるんですね。
パッケージの記載にも
特製カップスープ付
「珍々亭」ラーメンスープの味わい!
なんて書いてあります。
ともかくまずは「かやく」を入れまして、お湯を注いで待つこと5分。
その間に「特製ラーメンスープ」をお椀に入れて、こちらもスタンバイ完了。
スープの作り方には「熱湯を150ml注ぎ」と別途用意したお湯を使うよう書かれてましたが、私は節約のためカップに入れたお湯を湯切りの際にそのままスープに使いましたよ。
というわけで湯切りと同時にスープも作って、続いてカップのほうには「液体ソース」をかけまして。
よーくかき混ぜたら、油そばも出来上がり!
「珍々亭 油そば」を食べてみた
それでは、いただきます!
麺は縮れのある太麺で、食感良くワシワシと食べられます。
具としては「味付豚肉」「メンマ」「ネギ」「ナルト」が入ってますが、量はあまり多くないですね。
「味付豚肉」はチャーシューっぽさがあって良いんですが、薄くてもろくて混ぜてる間にほとんど形をとどめないくらいに砕けてしまったのが残念。
「メンマ」は少ないながらも、ときおりシャキッとしたそれらしい歯応えが感じられますよ。
「ナルト」は1枚だけで、これはまぁ飾りですね。
全体的な味については良く言えば非常にプレーンな悪く言えば特徴の無い印象で、醤油味が強いというかけっこうショッパイです。
でも「油そば」ならではのギトギトした見た目と違って意外にアッサリした味わいで、大盛と言えるくらいの麺の量ですが最後まで飽きずに食べられるような気がしますよ。
ただパッケージに「ラー油とお酢をバランスよく利かせました。」と書かれてたんですが、あまりラー油やお酢の味は感じられませんでした。
好みにもよるでしょうが、追加でラー油やお酢を入れればさらに美味しくなるんじゃないでしょうかね。
それから「珍々亭」では生卵をトッピングするのが定番らしいので、私も温玉をトッピングしてみました。
というか実はカップ麺にはいつも温玉を入れるんですが、私は生卵の白身があまり得意じゃないもんで。
とにかく卵のマイルドな甘みや旨みが、この「油そば」の塩っぱ目の味わいにマッチして最高です。
最後に「特製スープ」ですが、なんだか少し独特な風味が感じられますよ。
これが「珍々亭」のラーメンスープの味わいなんでしょうか?分かりませんが、不思議な香りのようなものがあって残念ながらあまり好みじゃなかったですね。
でも「油そば」のほうは美味しかったし、「元祖」の味をカップ麺ながらも楽しむことができたので大満足。
いつか機会があったら、「珍々亭」にも行ってみたいと思いますよ。
そんな感じで、ごちそうさまでした!