花椒がスパイシー【カップ麺レビュー】「日清のどん兵衛焼うどん 担担 花椒仕立て」を食べた
2019/04/29
スーパーマーケットで見つけて買ってみました、「日清のどん兵衛焼うどん 担担 花椒仕立て」です。
カロリーは、1食(114g)当たり510kcalとなってます。
ちょうど1年ほど前に発売されて人気を呼んだ商品が、きのう新商品として再度の登場になったようで。
「どん兵衛」と聞くと丼タイプのカップに入った蕎麦やウドンを思い浮かべますが、これは「日清焼そばU.F.O.」のように平たいタイプのカップに入った焼きウドンなんですね。
ちなみに、この焼きウドンは「担担麺」タイプの味付になってますが、その表記は“てへん”の「担担」が正解で、“つちへん”の「坦坦」ではありません。
ネット検索をしてみると、けっこう「担担麺」に「坦坦」の字が使われているものが多かったりしますが、元々は天秤棒に“担いで”売り歩かれた麺料理を語源としてますからね。
ですから「担担」もしくは「担々」が正しい記述で、「坦坦」や「坦々」は間違いになります。
「坦坦」というのは“平ら”とか“平凡”を表す言葉なんですが、どうやらPCなどの漢字変換で「たんたん」を変換すると“坦坦”が出てくることから誤用されるようになったようで。
デジタル社会の功罪が、こんなところでも垣間見られたりして面白いですね。
それはさておき、早速カップを包んだフィルムを取ってみると、フタの上に「花椒パウダー」の小さな袋が付いてまして、さらにフタを開けると中には「液体ソース」の袋が入ってます。
「花椒パウダー」のほうもカップの中に入れても良さそうなもんですが、小さい袋を見逃さないようにという配慮でしょうか。
とにかく袋を取り置いたら、お湯を注いで待つこと5分で湯切りして、フタを開いて「液体ソース」をかけます。
少しトロッとした感じのソースをよく混ぜたら、最後に「花椒パウダー」をかけまして。
これで、完成です。
それでは、いただきます!
花椒というのは山椒の仲間で、四川料理の麻婆豆腐なんかによく使われてて、山椒に似た香りが強く感じられる中国原産のスパイスなんですが。
その「花椒パウダー」のスパイシーな香りが食べる前から感じられて、食欲をそそります。
まず麺は「どん兵衛」のウドンの麺そのままらしく、もちもちした食感は意外に焼きウドンとして食べても悪くないですね。
「液体ソース」は濃くて赤っぽい色から見た目では辛そうに思われたんですが、実際に口にしてみるとぜんぜん辛くなくて、むしろ甘いような味わい。
原材料名を見てみると「ねりごま」が入ってるようで、確かにゴマの風味も感じられますよ。
そして何より「花椒」が、始めはそうでもないんですが後からビリビリと辛さがやって来るような印象で、香りと共にその刺激も良いですね。
全体としての辛さは弱めで物足りなさを感じつつも、この「花椒」のスパイス感は気に入りました。
ただ、具としてチンゲン菜と豚ミンチが入ってるんですが、両方ともかなり少なめなのが残念。
ミンチ肉がもう少し多ければ、より担担麺らしさがでて良かった気がしつつ、とはいえナカナカ美味しく食べられた焼きウドンでしたよ。
といったところで、ごちそう様でした!