【ライフハック】脳のパフォーマンスを上げる秘訣はワクワクすること
2017/02/28
『脳に悪い７つの習慣』(著：林成之)を読んで、そこから得られた気づきや考えたことをまとめました。
「好き」「面白い」という意識で、物事に興味を持つ
脳に入ってきた情報には、すべて「好き」「嫌い」とか「面白い」「つまらない」といった、感情のレッテルが貼られます。
そして脳は、「好き」とか「面白い」といったプラスの感情のレッテルが貼られた情報には興味を感じますが、逆に「嫌い」とか「つまらない」といったマイナスの感情のレッテルが貼られた情報には興味を感じなくなってしまいます。
つまり脳が受け取る情報は、常にそれに対する感情のレッテルによって、処理が変わってくるわけです。
情報を処理するパフォーマンスを上げるためには、もちろん興味を持つことが重要で、興味を持つことには集中できますが、持てないことに対しては自然に集中力が落ちてしまいます。
簡単に言うなら、興味の持ち方が、やる気につながるということですね。
例えば仕事にしても、自分が「面白い」と感じていることなら、集中してテキパキこなすことができるでしょうが、「つまらない」仕事はついダラダラやってしまったりします。
「好き」な勉強なら内容がスイスイ記憶できるのに、「嫌い」な勉強を無理やりやってもナカナカ憶えられないという経験も、よくあることでしょう。
ですから物事に対して興味を持つということが、脳のパフォーマンスを上げるためには、まず第一に重要というわけです。
前述のように物事に興味を持つには、それに対して「好き」とか「面白い」といったプラスの感情を持つことが肝心なので、まず何に対しても「嫌い」とか「つまらない」といった先入観を持つことをやめましょう。
興味を持てないことは、やり方や考え方を変えてみる
とはいえ人間ですから、「嫌い」な仕事や「つまらない」勉強などもあるでしょうし、なかなか興味を持てないこともありますよね。
ただ、そういった興味を持ちにくいことでも、やり方や考え方によっては、「好き」なところを見つけたり「面白く」やることもできるはずです。
よく「ゲーム感覚でやる」という方法をすすめられたりしますが、言い換えれば目標を決めてそれを達成するという方法も効果があります。
仕事にしろ勉強にしろ、決めた目標のクリアを目指して取り組むといったやり方は、それを「好き」になったり「面白く」するための簡単な方法の一つです。
例として、一定の量の作業をできるだけ早く片付けるために時間を計ったり、または時間短縮のための方法を考えて、いろいろと試してみるといったやり方もあるでしょうし。
あるいは一定の時間の中で、どれだけ多くの作業をこなせるか、まるで競技に挑戦するようにやってみるといったやり方も良いでしょう。
とにかく、始めから「嫌い」とか「つまらない」といったレッテルを貼ることで、脳のパフォーマンスを下げてしまわないようにすることが重要なんですね。
まとめ
脳のパフォーマンスを上げるためには、「好き」とか「面白い」といったプラスの意識を持って、物事に興味を持ちましょうという話でしたが。
これは、いわゆる「プラス思考」というのとは違います。
何でもかんでも良いほうにとらえて、「運が良い」とか「良かった」とか思い込むような「プラス思考」というのは、どこか無理があるんじゃないでしょうか。
それに対して、物事に興味を持って面白がったり好きになるよう心がけるというのは、あまり精神的に無理をしなくてもできそうなことです。
見たり聞いたりしたことに対して、「知ってる」とか「分かってる」などと思ったり、「面倒だ」とか「関係ない」とか決めつけてしまうのは、脳にとって良くない習慣です。
物事に対して興味を持って「好き」とか「面白い」という意識を持つ、つまり積極的にワクワクするよう意識することが、脳のパフォーマンスを上げるための一番の早道になるということを是非憶えておきたいですね。
今回読んだ本の中には、こういった感じの「脳に悪い習慣」として、７つのやめるべき、または変えるべき習慣がより具体的に提案されていますので、興味を持たれたなら一読をおすすめしますよ。
