シビレる美味さ【カップ麺レビュー】サンヨー食品「キング軒 広島式汁なし担担麺」を食べた
2019/08/12
スーパーマーケットで見つけて買ってみました、サンヨー食品の「キング軒 広島式汁なし担担麺」です。
カロリーは、1食(103g)あたり469kcalとなってます。
きのう発売になった新商品ですが、去年のこの時期に新発売になった同商品のリメイク版のようですね。
去年は買いそびれたんですが、やはり私の故郷の広島に関係のあるカップ麺ですから買わねばなるまいと手に取った次第。
「キング軒」というのは、広島の大手町に本店を持つ「広島式汁なし担担麺」で有名なお店なんですが。
ところで「広島式汁なし担担麺」と聞いて、「何それ?」って人もいることでしょう。
「広島式汁なし担担麺」が広島のご当地グルメと言われるようになってまだ10年程しか経ってないですし、そもそもハッキリした作り方の定義がある料理でもないですからね。
広島とはぜんぜん関係無い店で同じような汁なし担担麺が違う名前で提供されてる例もありますし、名古屋発祥の「台湾まぜそば」とかぶるところもありますし。
広島出身の私としても、コレを「広島名物」とか「広島と言えば・・・」みたいに言われるのってチョット違和感があったりするんですが。
とはいえそのおかげで広島が話題になることがあるなら、それはそれで地域活性にも繋がったりして良いんじゃないかな?とか思ったりします。
そんな「広島式汁なし担担麺」ですが、その専門店として人気の「キング軒」は東京にも2店舗ほど出店してまして。
一つは芝公園とJR浜松町駅の間あたりで、もう一つは銀座にある「TAU」という広島県のブランドショップ内にイートインタイプで営業してます。
つまり広島だけでなく東京でも頑張ってるお店のメニューを再現したカップ麺ということですから、やっぱり期待してしまいますよ。
さて早速食べることにしてフタを開くと、中には「かやく」「特製調味だれ」「特製スープ」の3つの小袋が入ってます。
まずは「かやく」を麺の上に入れたら、お湯を注いで待つこと3分。
湯切りしたら、続いて「特製調味だれ」をかけてやりまして。
最後に、粉末状の「特製スープ」を入れます。
そしてよーくかき混ぜたら、できあがりです。
では、いただきます!
細めでやや縮れのある麺は、少しモソモソした口当たり。
というのも最後に投入した粉末スープに水分を全部持ってかれてまして、しかもその粉末のせいか麺の表面にザラついたような粉っぽさも感じられます。
いくら汁無しとはいえ、湯切りのときにもっとお湯を残し気味にしてやったほうが良かったのかもしれませんね。
具としては、「鶏・豚味付肉そぼろ」「ねぎ」「唐辛子」が入ってまして。
「ねぎ」や「唐辛子」は飾り程度の印象なんですが、この「肉そぼろ」がそぼろと言うには大きめサイズで。
某カップ麺の謎肉のようなテイストがあって、量こそ少ないながら存在感があってナカナカ悪くないですよ。
そして全体的な味なんですが、まず口に入れた瞬間から爽やかな花椒(かしょう)の香りが広がります。
続けてその花椒のシビレ感が舌を刺激すると同時に、ジンワリと辣油(ラー油)の辛さがやって来るんですね。
この辛さは激辛とは言えませんが、とはいえ十分刺激的で辛いのが苦手な人だと厳しいかなというくらいはあります。
パッケージに「花椒(シビレ)vs辣油(カラサ)」と書かれてましたが、「vs」というよりもそれぞれが協力してビリビリと辛いスパイシーな美味しさを生み出してますよ。
そういえば2年ほど前に寿がきやの「全国麺めぐり 広島汁なし担担麺」という同種のカップ麺を食べて記事にもしましたが、それに比べるとコチラのほうがずっと担担麺らしさがあって美味しいように感じられました。
花椒の効いた担担麺が好きなら、一度は試してみるべきカップ麺としてオススメしたいですね。
そんな感じで、ごちそうさまでした!