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ドラマ版のファンは必見【映画レビュー】『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』あらすじ&感想(ネタバレ無し)

2020/04/02

TSUTAYA DISCASのレンタルDVDで映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』を観たので、その鑑賞記録です。

『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』

画像:映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』日本公式サイトより

あらすじ

時はイギリス黄金期のビクトリア朝、第二次アフガン戦争で怪我を負った軍医のジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)はロンドンへと帰還しました。

これからの生活を友人に相談した彼は、その紹介によってシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)と出会い、ベーカー街221Bの部屋で共同生活を送ることになります。

映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

それから数年後の1895年のクリスマス、帰宅したホームズとワトソンの下へ、喪服の依頼人と姿を偽ってやって来たのはワトソン夫人のメアリー(アマンダ・アビントン)です。

既にメアリーと結婚してホームズとの共同生活は解消したはずのワトソンですが、相変わらず一緒に事件の調査に飛び回って家に寄り付かない彼に、業を煮やしたメアリーが文句を言いにやって来たのでした。

そんな夫婦の問題など我関せずとバイオリンを奏でるホームズでしたが、そんな彼を頼ってさらにもう一人の来客。

青い顔をして慌てたような様子で飛び込んできたのは、スコットランド・ヤードのレストレード警部(ルパート・グレイヴス)でした。

彼は慌てているのではなく怖れているのだと言い当てるホームズですが、レストレードが始めた話はまさに不気味で恐ろしい事件の調査依頼だったのです。

映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』

画像:映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』日本公式サイトより

事件の中心となるのは、エミリア・リコレッティという女性。

その日は彼女の結婚記念日の日だったのですが、2階のバルコニーに立ちナゼか花嫁装束の彼女の目は狂気に満ちていました。

そして両手に持った拳銃を振り上げるなり、「お前か!お前か!」と叫びながら下の道路の男達に向かって無差別の乱射を始めたのです。

映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

そんな彼女の最後にとった行動は、自身の口に銃口を突っ込み、頭を打ち抜くことでした。

自殺した彼女の遺体は死体安置所へと運ばれたのですが、事件はこれだけでは終わらなかったのです。

その夜のこと、死んだはずのエミリアが今度はショットガンを手に夫のトーマスの前に現れます。

彼女は、巡回中の警官が止める暇も無い素早さで夫を撃ち殺し、夜の霧の中へ忽然と姿を消したのでした。

話が終わるやいなや部屋を飛び出して行くホームズと、それを追うワトソンとレストレード警部。

取り残されるワトソン夫人のメアリーでしたが、彼女の元へもあるメッセージが届き、それに応えるように部屋を出て行くのでした。

一方、死体安置所へとやって来たホームズ達は、ベッドに鎖でグルグル巻きに縛られたエミリアの遺体を目にします。

彼女が甦ることを恐れた検死官によるものでしたが、彼によると遺体がエミリアであることは間違い無いとのこと。

しかし、その指先には血がついていて、そばの壁には「お前だ!」という血文字が書かれていたのです。

そんな状況に腑に落ちないような表情をしながらも、なぜか調査する気を失った様子のホームズは帰って行きます。

それから数日、似たようにエミリアによる殺人事件が5件も起きたと知らせるレストレード警部に、相変わらず興味を示さないホームズでしたが、そこへ兄のマイクロフト(マーク・ゲイティス)からの呼び出しが。

ホームズはワトソンに連絡を取って、二人でマイクロフトのいるクラブハウスへとやって来ました。

でっぷりと太ったマイクロフトの話によると、サー・カーマイケルの夫人の依頼で、命を狙われている夫の身を守って欲しいとのこと。

映画『SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁』

画像:インターネット・ムービー・データベースより

サー・カーマイケルの命を狙うのは、なんとあの死んだはずのエミリア。

夫人の話では、なぜかエミリアがサー・カーマイケルの前に現れて、「今夜お前は死ぬ」と告げて消えたと言うのです。

その依頼を引き受けて、列車でカーマイケル邸へと向かうホームズとワトソン。

いったい、この事件は何を意味しているのか?死んだはずの人間による犯行というものは、現実として起こりえるのか?

これらの状況は、まったく予想のつかない結末へと向かうのでした。

感想

この映画は、知る人ぞ知る人気の英ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』の特別編にあたる内容でして。

実は元々テレビ放映されたものなんですが、チョットしたオマケを付けて映画として公開された作品なんですね(レンタルDVDのほうにはオマケは収録されてませんでした)。

ですから冒頭で、これまでのTVシリーズの印象的なカットをつなぎ合わせたようなシーンが流れるんですが、TVを観てない人には何だか分からない程度のモノなんで面食らってしまうことでしょう。

そしてTVドラマは既に第3シーズンが終わってまして、この作品はその直後につながる話になってることが、物語の中盤くらいで明らかになります。

ドラマのファンなら、ここでハタと膝を打ってナルホドとなるわけですが、ドラマ未見の人は一気に訳が分からなくなること請け合いです。

ですからドラマを知らない人がこの映画を観るならば、その前に是非ともドラマの全シリーズを観ることをおすすめしますよ。

全シリーズと言っても、1シーズン3話(各90分)で3シーズンしか無いので、さほど時間も手間もとりません。

もちろん、単純にシャーロック・ホームズの映画として観てみたいとか、ベネディクト・カンバーバッチの姿さえ観られればそれで良いというなら、無理にとは言いませんが。

それでは内容の半分くらいしか理解できないでしょうし、つまり作品の半分くらいしか楽しめないということになって、もったいない気がしますよ。

とはいえ、ドラマを観ていさえすれば、この映画が100%理解できるかというと、それも怪しい気がするんですけれどもね。

なぜなら話の構成がとても複雑で、ある意味パラレルワールド的なストーリー仕立てになってるんですよ。

つまり、元のドラマは現代で活躍するホームズを描いてるんですが、この映画では主として過去のビクトリア朝時代での彼の活躍を描いています。

しかしその2つの時代のシャーロックが密接にリンクしてまして、見方によってはどちらが現実なのか分からなくなってしまいそうなんですね。

あまり説明するとネタバレになってしまうのでこのくらいにしておきますが、そういった複雑さを楽しむために2度3度観たくなるような内容になってます。

そしてこの映画は、現在撮影中のドラマ第4シーズンを前にして、そのエピソード0として位置づけられますから。

ファンなら絶対に押さえておくべき作品として、来年の新シリーズスタート前までに観ておくことをお勧めしますよ。

作品データ

●原題
SHERLOCK The Abominable Bride

●監督
ダグラス・マッキノン

●出演者
ベネディクト・カンバーバッチ
マーティン・フリーマン

●日本公開年
2016年

●上映時間
93分


SHERLOCK(シャーロック)忌まわしき花嫁

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