エージェント・オブ・シールド【シーズン3】第5話・第6話あらすじ(ネタバレあり)
2017/06/05
米ドラマ『エージェント・オブ・シールド シーズン3』第5話・第6話の簡単なあらすじです。
各話ラストまでストーリーを記述していて、ネタバレを含んでいます。
第5話「4722時間」
時はさかのぼり、場所はシールドの研究室。
フィッツが部屋を離れた間に、シモンズはモノリスの中へと飲み込まれていったのでした。
そして地面から吐き出されるようにシモンズがやって来たのは、荒涼とした砂の大地が広がる見知らぬ惑星。
時空の扉としての機能を持つモノリスは、彼女を一瞬の内に遠い異星へと運び去ったのです。
恐ろしい体験をしながらもシモンズは、科学者らしく冷静に状況を携帯端末に記録として録音しますが、それはまるでフィッツへのメッセージのようでした。
きっとフィッツが救出しに来てくれる、そう信じて彼女は異星でのサバイバル生活を始めます。
飲み水を見つけ火をおこし、植物なのか動物なのかも分からない生物に襲われながらも、それを捕らえて食べることで命を永らえるシモンズ。
こうして何とか生き続け一ヶ月が過ぎた頃、彼女は誤って地面に開いた穴へと落ちてしまいます。
気を失っていたシモンズが目を覚ますと、彼女は地下の檻の中に閉じ込められていて、その外には一人の男が。
誰もいないと思われたこの星にいた男は口数が少なく、彼女に水と食料を与えるだけで何も語りません。
それから3日ほどして、業を煮やしたシモンズは腹痛を起こしたふりをして男を檻の中に呼び寄せ、不意をついて彼を倒して逃げ出します。
地上へと脱出したシモンズでしたが、逃げる途中で足を怪我してしまい、追いかけてきた男に再び捕らえられることに。
ところが、出血した彼女の足を見て男はあわてた様子で「血を嗅ぎつけて“ヤツ”が来る」と、彼女を連れて急いで地下へ続く穴へと駆け込みます。
地下へ戻った男は、幻覚かもしれないと疑っていたシモンズが実在の人間だと納得し、ようやく打ち解けて彼女と話をするようになるのでした。
彼は元空軍のテストパイロットで名をウィルといい、モノリスを使った調査のためにNASAの三人の科学者と共に、その警護役として志願し2001年にこの星へやって来たとのこと。
ところが“ヤツ”と接触することによって3人の科学者は次々に精神に異常をきたしてしまい、二人は自殺し、もう一人は暴れて襲い掛かってきたので仕方無くウィルが殺してしまうことに。
結局三人を守るはずだったウィルだけが残され、それから十数年もの間、彼はたった一人でこの星で生き続けていたのでした。
お互い一人ぼっちだった生活が二人での生活に変わり、彼らは協力し励ましあいながら星の調査をしつつ数ヶ月が過ぎます。
画像:映画.comより
そんな中、モノリスによる時空の扉が開くタイミングに規則性があり、計算によってその場所を割り出す方法があることに気づくシモンズ。
そしてNASAの古い装置をシモンズの携帯端末のバッテリーで動かすことによって、ついに彼女は次に扉が開く時刻と場所を突き止めることに成功します。
シモンズがこの星にやって来てから約5ヶ月、ようやく巡ってきた元の世界へと帰るチャンス。
しかし二人がそこへ行ってみると、幅が100m以上はある渓谷が口を開いていて、シモンズの計算どおり扉は開いたものの、そこへたどり着くことはできませんでした。
携帯端末のバッテリーも切れてしまったので再度計算することもできず、すべての希望はフィッツからの救助を待つことしか無くなった二人。
それからさらに一ヶ月以上が過ぎ、シモンズがここへ来てから既に半年以上もの月日が経ちました。
謎の惑星での生活にも慣れてきて恋人のように仲良く暮らすようになった二人はある日、この星では18年に1度しか見ることのできない日の出を見物しようと出かけます。
古くなってビネガーのような味しかしないワインを口にしつつ談笑するシモンズとウィルでしたが、そのとき遠くで打ち上げられた照明弾が光ったのです
ついに、フィッツが助けに来てくれた!
駆け出す二人でしたが、そこへ砂嵐と共に“ヤツ”が姿を現し、シモンズに先に行くよう言って嵐の中へ消えていくウィル。
こうして辛うじてシモンズはフィッツに救出されますが、ウィルはその星に残されたままになるのでした。
第6話「ラッシュの正体」
ラッシュがモンスターから人の姿に変わると知ったデイジーは、人の姿のラッシュがATCUの内部にいるのではないかと推理します。
そしてその容疑者としてロザリンドの右腕とも言えるバンクスに目をつけ、彼を監視することに。
デイジーとマック、そしてウォード捕獲に失敗し任務を外されて行き場を無くしたハンターの三人で、監視車両の中で張り込んでいるところに現れたバンクス。
デイジーとマックがどう対応するか迷っている間に、ハンターがバンクスを殴り倒して気絶させ、採取した血液を検査することで彼がラッシュではないことが判明します。
しかし、彼の携帯メールからATCUの極秘施設の場所をつきとめ、そこへ向かった三人は施設内にインヒューマンズがゲル状の物質に包まれ、仮死状態で収容されている様子を目にすることに。
実はATCUはインヒューマンズたちを病人ととらえ、彼らを治療して元の普通の人間に戻す方法が見つかるまで安全に保護するためには、仮死状態にしておくのが一番だと考えていたのです。
そんな事情は知る由もなく、保護したはずのインヒューマンズたちをまるで標本のように扱っているATCUの実態を見て、憤りを感じるデイジー。
さらに、その場で親しげに会話しているコールソンとロザリンドの姿を発見した彼女は、ロザリンドやATCUに対して好意的なコールソンへの不信感を強めるのでした。
一方、ウォードの計略によって爆発に巻き込まれたガーナー教授でしたが、辛うじて死を免れて救出されていました。
彼の話によると、暗殺しようとした犯人はフォンストラッカーでしたが、コールソンによって密かに警護の指令を受けていたエージェントの働きで命を救われたとのこと。
しかし爆発炎上した店の跡にフォンストラッカーの遺体は見つからず、彼の消息は不明のままでした。
取り逃がしたウォードを追うためにシールドに復帰したメイは、そのフォンストラッカーの行方を追うことでヒドラへとたどり着くと考え、ボビーと共に捜査を開始します。
そして、フォンストラッカーが逃走資金を手に入れるために利用した思われるヒドラが口座を持つ銀行を見つけて、ケイマン諸島のその銀行へと向かうメイとボビー。
銀行の貸金庫で見つけたパスポートの偽名を手がかりに、フォンストラッカーがリスボンへ行ったことをつきとめた二人は、彼がいると思われるビルへと乗り込むのでした。
画像:映画.comより
しかし、そこにはウォードの手下たちがやってきていて、フォンストラッカーを拷問にかけていました。
ガーナー教授の暗殺に失敗した彼はウォードたちにとっても不要であり、始末する前にヒドラの秘密を誰かにしゃべっていないか確認するために痛めつけていたのです。
メイとボビーはウォードの手下たちを倒し、既に虫の息のフォンストラッカーからウォードの居場所を聞き出そうとしますが、彼の口から意外な話を耳にすることに。
何と殺そうとしたガーナー教授がモンスターに姿を変え、ウォードの手下はもちろん、シールドのエージェントまで殺して店に火をつけたというのです。
つまり、モンスターのラッシュの正体は、ガーナー教授だと。
その頃シールドの秘密基地では、捜査から戻って来ていたデイジーに話しかける、すっかり怪我から回復した様子のガーナー教授の姿がありました。
彼はデイジーに、それとなくリンカーンの消息を聞き出そうとしていたのでした。