辛辛辛辛辛辛!【カップ麺レビュー】寿がきや「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」を食べた
2018/01/31
ファミリーマートで見つけて買ってみました、寿がきやの「麺処井の庄監修 辛辛魚らーめん」です。
カロリーは、1食(136g)当たり492kcalとなってます。
先月末に発売になった商品ですが、もう10年近く前に新発売になってから辛いもの好きの間で大人気になって、以来リニューアルを重ねつつ毎年この時期に期間限定で販売されてる商品とのこと。
発売を待ちわびて店頭に並ぶと急いで大量に買い込むような、ちょっとしたフリークとも言える購買層までできてるようで、その年毎の味についていろいろと評価されてたりしてて面白いです。
監修元の「麺処井の庄」というのは東京は石神井にある人気店だそうで、なぜ名古屋のメーカーの寿がきやが東京のラーメン店のカップ麺を出すのかチョット不思議な気もしますよ。
とにかくその店の一番人気の「辛辛魚(からからうお)らーめん」をカップにしたこのラーメン、名前はもちろんパッケージの写真もいかにも辛そうで少し怖いですね。
さてフタを開けると、中には「かやく入スープの素」「液体スープ」「後入れ粉末スープ」の3つの袋が入ってます。
まずは「かやく入スープの素」を入れるんですが、ピンク色をしたスープの素は何だかチョット不気味。
次に、お湯を注いで待つこと4分でフタを開けて、「液体スープ」を入れます。
この毒々しさを感じる赤い色を見て頭に浮かんだのは「地獄」の文字でして、フツフツと沸いている「血の池地獄」を思わせるようなスープだと思いませんか?
そして最後に「後入れ粉末スープ」を入れるんですが、パッケージの写真のとおりの真っ赤な粉末で、これってまさしく唐辛子の粉ですよね。
こんなに大量に唐辛子をブチ込んで大丈夫なのかと、美味しさへの期待よりも不安しか感じられませんよ。
これをよーくかき混ぜると、こんな感じになります。
具としてはネギだけのようで、真っ赤なスープは、最初に抱いた「血の池地獄」のイメージそのまま。
えも言われぬ恐怖に震えつつ、とにかく、いただきます!
ズルッと麺をすすり上げたとたんに、吸い込んだ空気が強い刺激となり喉の奥に届いて、思わずむせそうになるのを何とかこらえます。
しかしその刺激は、すぐさま口の中一杯に広がり、ドカンと爆発するのでした。
味の感想も何もあったもんじゃなくて、いきなり「辛い!!」という言葉しか思い浮かびませんでしたよ。
その辛さに耐えつつ何とか飲み込むと、麺やスープが通過する喉にビリビリと痛みを感じます。
ファーストインパクトは強烈でしたが、このラーメンがどのくらい辛いのか身に染みてわかったところで、腹をくくってさらに食べ進めることに。
中太でやや縮れのある麺はノンフライとのことで、モチモチした生麺のようなコシのある食感が良いですね。
全粒紛を配合してあるとのことですが、味にはそれらしい特徴は感じられませんよ。
スープは見た目のとおりと言うか、それ以上の辛さで、こんなに辛いカップ麺を食べたのは久々です。
ただ強いのは辛さだけじゃなくて、魚粉の風味もかなりシッカリ感じられますね。
とはいえそれは旨みというよりも、ただただ風味と言うか香りとして感じるのみで、強い辛さのせいで旨みや美味しさを味わうまでに至らないんですよ。
急いで味をマイルドにしようと生卵を投入したんですが、卵1つ程度では太刀打ちできない辛さで、あまり助けにはなりませんでした。
食べ進めるうちに頭皮にジンワリ汗をかいてきて、目には涙、さらにその涙が鼻へと抜けて鼻水が出てきてきます。
泣きながら食べて、完食するまでに5回鼻をかみましたよ。
やはりこのラーメンは、私程度のレベルの辛さ耐性の人間が食べてはいけないモノだったのかもしれませんね。
パッケージにも注意書きがありましたが、辛いものが苦手な人は食べてはいけません。
命に関わるかも知れない大事なコトなのでもう一度言います、辛いものが苦手な人は絶対に食べてはいけません!
「辛辛魚」というよりも、「辛辛辛辛辛辛魚」といった印象の危険なラーメンでした。
といったところで、はー辛かった、ごちそうさま!