THE FLASH/フラッシュ【シーズン1】第3話あらすじ(ネタバレあり)
2019/11/24
画像:ワーナーブラザーズ「THE FLASH/フラッシュ」公式サイトより
米ドラマ『THE FLASH/フラッシュ シーズン1』第3話「戻れない過去」(Things You Can't Outrun)のあらすじです。
ラストまでストーリーを記述していて、ネタバレを含んでいます。
ストーリー
マフィア殺人事件
バリーとアイリスが一緒に映画を観に行った帰り道、彼女は街で噂の赤い閃光に夢中だと話します。
そんなときにもSTARラボからバリーに事件の連絡があり、それを聞いた彼は猛スピードで現場へ。
一瞬で事件現場に到着したバリーは、車で逃走中の犯人に手錠をかけて拘束、また一瞬でアイリスの元へと戻ります。
その間、電話をしてたアイリスは何も気づかず、「お腹が空いた」という彼と共に食事に向かうのでした。
その頃、とあるレストランで、マフィアのファミリーが会合を開いていました。
それを横目で見ながら、なぜか中から誰も出ることができないように、ドアに鍵をかける店のウェイター。
話を始めたマフィアのボスでしたが、どこからか流れ込んできた黒い怪しいガスにつつまれ、急に苦しそうに咳き込んだ彼は、そのまま倒れてしまいます。
そして、同じようにガスに包まれたマフィアの一団は、全員倒れて息絶えてしまったのでした。
謎の犯人
警察署ではジョー刑事が、バリーの母親が殺された事件について、彼と一緒に調査を始めていました。
バリーの話を信じることにしたジョー刑事は、ようやく本気で事件について調べ直すことにしたのです。
そんなとき、ジョー刑事の相棒のエディ刑事が、事件の知らせにやって来ます。
それは、夕べのマフィアの集団死亡事件でした。
現場でのバリーによる調査で、マフィアは全員、毒ガスで死亡したことが分かります。
しかし、レストランは完全に密室になっていて、犯人がいた形跡もありません。
外からガスを送り込んだと考えたエディ刑事でしたが、外には誰もいなかったとの目撃証言があり、犯行の方法が分かりません。
しかしバリーとジョー刑事は、現場の状況から、この件にはメタヒューマンが関わっていると考えるのでした。
毒ガスになるメタヒューマン
STARラボへ行ったバリーとジョー刑事は、ウェルズ博士達にメタヒューマンらしき犯人について知らせます。
そして、メタヒューマンを逮捕した際に、収容する場所について博士に相談するジョー刑事。
するとシスコが、その場所として粒子加速器を利用することを提案します。
それを聞いて、粒子加速器が暴走して大事故を起こした、あの夜のことを思い出すケイトリン。
ケイトリンの恋人であり、加速器の主任技術者だったロニー(ロナルド・レイモンド)は、暴走した装置を止めようとして命を落としたのです。
画像:インターネット・ムービー・データベースより
彼のことを思い出すのは、ケイトリンにとってつらいことでした。
そして、ケイトリンに手伝ってもらって毒ガスの正体を調べるために、バリーは彼女と一緒に警察署へ。
二人の調査の結果、ガスの正体は分かりませんでしたが、死亡したマフィアの肺の中に他の人間のDNAがあることが判明します。
このことからバリーは、犯人のメタヒューマンが、体をガスに変える能力を持っていることに気づくのでした。
女性判事殺人事件
その頃、ショッピング・モールで買い物中だった女性判事が、メタヒューマンに襲われる事件が発生。
彼女はエレベーターの中で、ガスに包まれて死亡します。
知らせを聞いたバリーは、危険だと言って止めるケイトリンを振り切ってモールへ。
スーツを着てフラッシュとなったバリーは、到着した現場で犯人のメタヒューマンの男に遭遇します。
男を倒そうとするバリーでしたが、ガスに体を変えてしまう敵の前に、彼の繰り出す拳は空回りするばかり。
ついに、ガスを吸い込んだバリーは倒れてしまいます。
毒ガスの影響で瀕死の状態になりつつも、急いでSTARラボに戻ったバリー。
そして、吸い込んだガスを調査するために、ケイトリンは彼の肺に注射器を突き立てるのでした。
画像:インターネット・ムービー・データベースより
一時は意識を失いながらも、高速の細胞再生能力によって辛うじて回復したバリーは、警察署へ行きます。
彼は、判事を救えなかったことで自分を責めていましたが、それを励ますジョー刑事。
「戦っても仕方ないことは、もちろんある。それを背負って生きてくしかない」
その言葉は、バリーだけでなく、ジョー刑事が自分自身にも言い聞かせているように聞こえるのでした。
メタヒューマンの正体
STARラボに戻ったバリーは、ウェルズ博士達からガスの正体が判明したことを聞きます。
ガスはシアン化水素でしたが、なぜかその中に鎮静剤の成分が混ざっていました。
このことからバリーは、粒子加速器の事故のときに死刑になった囚人が、メタヒューマン化したと推測します。
なぜなら、死刑囚は鎮静剤が投与された後に、シアン化水素によって刑が執行されるからです。
そして、該当する囚人がカイル・ニンバスであり、彼はマフィアに雇われていた殺し屋だったことが分かります。
カイルは、雇い主のマフィアに裏切られて逮捕され、ショッピング・モールにいた女性判事によって死刑を宣告されました。
つまり、これまでの犯行はその復讐だったのです。
さらに、カイルの次の標的が彼を逮捕したジョー刑事であることに気づいたバリーは、ケイトリンの作ったガスの解毒剤を手にして急いで彼の元へ。
逃げるが勝ち
ジョー刑事は、バリーの父親ヘンリーに会うために、アイアン・ハイツ刑務所にいました。
画像:インターネット・ムービー・データベースより
彼は、ようやく父親が犯人ではないと言うバリーの言葉を信じて捜査を再開することにしたと、ヘンリーに告げるためにやって来たのです。
そして、これまでのことを謝罪して、必ず無実を証明してみせると約束するジョー刑事。
ところが、そこへ黒いガスとなったカイルが現れます。
抵抗もできないままジョー刑事はガスを吸って倒れますが、すんでのところで到着したバリーが解毒剤を注射して彼を救助。
さらにカイルを倒しに向かったバリーでしたが、彼にはガスになってしまう相手と戦う方法がありません。
そのとき、ケイトリン達からの連絡が。
「戦うことはできない、ただ引きつけて体力を消耗させるの」
画像:インターネット・ムービー・データベースより
不安定なガスのままでいられる時間はそう長くはないはずだという、ウェルズ博士の助言に従って高速で逃げ続けるバリー。
やがてついに、疲れてガスになることができなくなったカイルに、バリーの強烈な一撃が叩きつけられます。
「僕らの勝ちだ」
ウェルズ博士達に、そう言って笑うバリーでした。
病院
入院したジョー刑事が目を覚ましたとき、そばにはバリーが付き添っていました。
そして知らせを聞いて、急いでやって来た娘のアイリスと相棒のエディ刑事。
画像:インターネット・ムービー・データベースより
2人はジョー刑事には秘密で、これまで恋人同士として付き合っていたのですが、ついにアイリスがその話をジョー刑事に打ち明けようとします。
ところがジョー刑事は、とっくにそのことに気付いていました。
「もし今ここに俺の銃があったら、違う展開になってた」
焦るエディ刑事を冗談っぽく脅しながらも、とりあえず彼は2人の関係を認めてやるのでした。
STARラボ刑務所
一方、ガス化能力のあるメタヒューマンのカイルは、捕まってSTARラボに閉じ込められていました。
彼は、粒子加速器を利用して作られた、ラボの地下のメタヒューマン収容施設の囚人第1号になったのです。
そして、事件が解決して一安心して、街へと繰り出すケイトリンとシスコ。
ウェルズ博士もまた、ラボでゆっくりとお酒を飲みながら昔のことを思い出しています。
その頭に蘇るのは、粒子加速器が暴走した、あの夜のこと。
彼は、まさに事故が起きたそのとき、誰も知らないラボの秘密の部屋で、隠しカメラに映るバリーの姿を見ていました。
そして、雷のような謎の光に撃たれるバリーを見て、一人こう呟いたのです。
「バリー、もうすぐ会える」
THE FLASH/フラッシュ【シーズン1】(全23話)
第1話「誕生」(Pilot)
第2話「地上最速の男」(Fastest Man Alive)
第3話「戻れない過去」(Things You Can't Outrun)
第4話「キャプテン・コールド」(Going Rogue)
第5話「人間兵器」(Plastique)
第6話「その名はフラッシュ」(The Flash Is Born)
第7話「失われた力」(Power Outage)
第8話「フラッシュ VS アロー」(Flash vs. Arrow)