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お店のとは別物【インスタント麺レビュー】一蘭「一蘭ラーメンちぢれ麺」を食べた

2020/02/24

量販店のドンキホーテで見つけて買ってみました、一蘭の「一蘭ラーメンちぢれ麺」です。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

カロリーは、1食(132g)あたり583kcalとなってます。

「一蘭」っていうのは、ラーメン好きなら誰もが知る豚骨ラーメンの専門店で。

九州は福岡が本拠地なんですが、日本各地はもちろん中国やアメリカにも支店を持つ人気のお店なんですね。

もう20年近く前になりますが、東京初進出で六本木に出店したときはスゴい行列ができて話題になりまして。

飲食店の行列には興味の無い私でさえ、珍しく並んでまでして食べた思い出があります。

そんな「一蘭」も今では都内でもアチコチにお店があって珍しく感じられなくなりましたが、いつの間にかインスタントラーメンが発売されてたんですね。

しかも、大手メーカーによる有名店コラボとか監修とかじゃないのが面白いです。

袋の「製造者」を確認すると麺が「ヒガシマル」でスープが「アリアケジャパン」となってはいますが、発売元は一応「一蘭」自身になってますからね。

「一蘭」のインスタントラーメン自体はずいぶん前からあったらしいですが、今の状態にリニューアルされたのは3年ほど前のようで。

元々は福岡限定だったのが今では全国各地で手に入るとのことで、私はぜんぜん知りませんでしたよ。

そんなわけで、見つけて即座に珍しさで手に取った次第。

早速食べることにして袋を開けると、中にはフライ麺と共に「一蘭ラーメン ちぢれ麺専用スープ」と「一蘭特製 赤い秘伝の粉」の小袋が入ってます。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

ここで「赤い秘伝の粉」ってのが気になりますが、これは袋の製造者を見ると「(株)一蘭」となってまして。

麺やスープとは違って、これだけは「一蘭」が作ってるモノなんですね。

「一蘭」のラーメンといえば、丼の中央に乗せられた謎の赤くて辛いタレが印象的ですが。

この「赤い秘伝の粉」はその赤いタレの代用というか汎用版のようなもので、これだけで単品の商品にもなってるらしいですよ。

さてまずは鍋に500mlの水を沸騰させて、麺を入れ中火で茹でます。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

このとき袋に記載の「美味しい召し上がり方」によると、茹で時間は希望の麺の固さに応じて以下のようにするのがオススメらしく。

麺の固さ 茹で時間の目安
超かた お好み
かため 2分30秒
基本 3分
やわめ 3分30秒
超やわ お好み

「かため」希望の私は2分ほどで火を止めまして、続いてスープを投入。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

このスープは少しトロみのある液体タイプで、できれば入れる前にチョット温めておいたほうが良いでしょう。

スープが十分溶けるように混ぜたら丼に移しまして、最後に「赤い秘伝の粉」を振りかけます。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

粉の使用量目安は、袋の記載によると以下のとおり。

辛さ 量の目安
なし なし
1/2倍 少々
基本 半分量
2倍 全量

実は私は辛いモノがあまり得意じゃないんですが、この際せっかくなんで全量を投入しましたよ。

というわけで今回は具など何も入れなかったので、シンプルですがこれで完成です。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

あまりにシンプル過ぎて寂しいですか?そうですか、では画像加工で具を加えた想像図がコチラになりますのでご参考まで。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

それでは、いただきます!

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

麺はやはりインスタントのフライ麺ですから、それなりと言うか良くもなく悪くもなくといった印象。

私は固めを目指して茹で時間を2分ほどにしたんですが、やはりインスタントで九州ラーメンの固め感を求めるのは無理でしたね。

それに麺の太さもインスタントラーメンの中でも細めとは言えない感じのレベルですし、「一蘭」のラーメンと比べるとかなりの違いを感じます。

とはいえ実際の「一蘭」の麺は何より「ちぢれ麺」じゃないですから、もとよりコレはお店の麺の再現を狙ったモノじゃないというのは明らかでしょう。

ですからココで「一蘭」のラーメンと違うとか言うのはお門違いで、まぁツルツルと喉ごしも良いし特に問題無しといったところかと。

そしてスープですが、まず最初に十分に美味しいと言えます。

アッサリ目の豚骨風味で、さらに「赤い秘伝の粉」の刺激的な辛さが効いてるところが良いですよ。

私はこの粉を1袋全部入れましたが、そうするとヤッパリかなり辛いです。

唐辛子の辛さがビリビリきて、頭からジンワリ汗がにじみ出てきます。

辛いのが苦手な人は、様子を見ながら少しずつ入れたほうが良いでしょうね。

ここでまた店のスープと比較したくなるわけですが、雰囲気というか方向性としては似てるけれどもまったく違う味というのが正直なところ。

ですからコレは「一蘭」のラーメンの再現を求めるんじゃなくて、それらしい雰囲気や気分を味わうインスタントラーメンなんですね。

でもそうすると1個が税込みで400円という値段の高さが納得できないという話になるかもしれませんが、実はこの商品のポジションが土産物であるというところがポイントでして。

今でこそいろんな方法で手に入れることができますが、元は通販もしてないし福岡の店舗でしか販売されてない「一蘭」土産だった商品ですから。

普通に買えば500円くらいのクッキーが、東京タワーのイラストをプリントしただけで倍の千円で売れるという現象と同じことで。

このラーメンの価格の半分位は、お土産プレミアムと考えるべきなんですね。

というわけで200円のインスタントラーメンとしては、まずまず納得できる美味しさではないかなと。

お土産で人からもらったのではなくドンキで自分で買った私としましては、残りの200円分は話のタネとして元が取れたと思いますが。

基本的に自分で買って食べるよりも、あげたりもらったりするのが普通なんでしょう。

「一蘭」のラーメンを食べたことの無い人にプレゼントしてあげれば、有名店のインスタントラーメンとして喜んでもらえるんじゃないですかね。

それからお腹に余裕があったら別途ストレートの生麺を用意して替え玉として使うなどすれば、もっとそれらしい味わいが楽しめるような気もしますよ。

調べてみると乾麺でストレート細麺のバージョンの商品もあるようなんで、いつか機会があったらソチラも食べてみたいです。

そんな感じで、ごちそうさまでした!

楽天やアマゾンのネット通販で、お取り寄せもできます。

「一蘭ラーメンちぢれ麺」

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