山形の魂【パンレビュー】たいようパン「ベタチョコ」「粒々いちごベタチョコ」を食べた
2020/04/08
スーパーマーケットで見つけました、たいようパンの「ベタチョコ」と「粒々いちごベタチョコ」です。
カロリーは「ベタチョコ」が100gあたり392kcal、「粒々いちごベタチョコ」が100gあたり419kcalとなってます。
菓子パンなんですがパン売り場じゃなくて、「全国の美味しいもの」という企画販売のコーナーで売られてました。
なんでも山形県のご当地パンの一つで、パッケージにも「東京オリンピック(昭和39年)から愛されるおいしさ」とあるように古くから人気のある一品のようですね。
私は山形には縁もゆかりも無いんですが、こういったローカルソウル菓子パンには興味があるので買ってみた次第。
「たいようパン」というのは、学校の給食用パンも製造している山形では有名なパンメーカーだそうで。
そして「ベタチョコ」はそのボリューム感から、ワンパクな食べ盛り少年少女に愛され続けて早50年以上。
他の地方での知名度は無いながら、山形のスーパーマーケットやコンビニでは売られてるのが当たり前ということらしいですよ。
今回はオリジナルの「ベタチョコ」と「粒々いちごベタチョコ」の2種類が並んでたんで、これらを両方とも買ってみました。
まずはオリジナルのほうですが、長さが20cm近くあって軽く千円札を覆い隠してしまえる程の大きさです。
「ベタチョコ」という名前は、ベターッとチョコを豪快に塗ってあることが由来なんだそうですが。
確かに見るからにチョコがタップリで、チョコレート好きにはたまらないチョコパンですね。
どのくらいタップリかは、こちらの断面を見てもらっても分かりますが。
さらに厚みのあるチョコの下に、白いバタークリームも隠れてることに気づきました。
そしてこの写真から、土台のパンはパックリと開かれたコッペパンだということも確認できますね。
つまりこの「ベタチョコ」はコッペパンを2つに割って、その断面の部分にバタークリームとチョコレートを塗ったもののようです。
というわけで正体が判明したところで、早速パクリ。
なんでも山形県民がこの「ベタチョコ」を食べるときは開いた状態のパンをチョコが内側になるように閉じて、元のコッペパンの形に戻してから口に入れるのが普通なんだそうで。
そのほうが手や口の周りがチョコで汚れにくく食べやすいとのことで、なるほど確かにそのとおりでしょうが。
私はチョコをダイレクトに味わいたいので、そのままの状態でチョコが直に舌に当たるようにして食べましたよ。
そうすると、パクッといった瞬間にすぐチョコの味。
けっして高級なチョコレートの味わいじゃないですが、濃厚な風味がぞんぶんに堪能できます。
加えてバタークリームの味も感じられるんですが、私の好みだとこのクリームは無いほうがよかったですね。
バタークリームが合ってないわけじゃないんですが、せっかくの豪快なチョコ感には必要ないかなという気がしまして。
それはともかく、やはりチョコたっぷりの美味しさはナカナカのものです。
さて、続いて「粒々いちごベタチョコ」のほう。
サイズも構造もオリジナルの「ベタチョコ」と変わりませんが、塗ってあるチョコレートが苺チョコなんですね。
これもナイフを入れて断面を見てみると、たっぷりの苺チョコの下にバタークリームがありました。
そして味は言うまでもなく苺チョコの味で、食べた瞬間に私の頭に浮かんだのは「いちごポッキー」。
まさにあの苺味と同じ印象ですが、イチゴの風味とほのかな酸味が良いですね。
ただ名前は「粒々いちご」ながら、口当たりに粒々らしさは感じられませんでしたよ。
それからこれに関しては、バタークリームが苺チョコの味に合ってるように思われて美味しかったです。
というわけで2種類の「ベタチョコ」を堪能したんですが、調べてみると他にも様々なバリエーションの「ベタチョコ」があるようで。
東京だと銀座の「山形プラザ」というアンテナショップで取扱いがあるらく、機会があったら立ち寄って他の「ベタチョコ」も探してみたいと思いましたよ。
そんな感じで、ごちそうさまでした!