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大事なのは中身だけじゃない!見た目や印象も意識して「魅せる人」になる

2020/04/02

見た目や印象も意識して「魅せる人」になる

今回は「魅せる技術」(著者:西松眞子)という本を読んだので、ためになったと思うことをいくつかメモとして記事にしておきますよ。

話し方

人と話をするときに声の印象は重要で、甲高い声でキンキンと早口でまくし立てては、話しの内容が良くても相手の心には伝わりにくいものです。

腹式呼吸を意識して腹の底から声を出すイメージで、落ち着いた低い声で話すと、言葉に重みが感じられて信用度も増します。

話すスピードも相手の様子を見ながら調整することが大事で、勢いに任せてまくし立てるだけでなく、大事なところは意識してユックリ話すなど緩急をつけることが有効ですね。

また話をするときは自分がしゃべるだけでなく、もちろん相手の話を聴くことも必要で、そのときは「うなずき」と「相槌」に気を配りましょう。

普段意識してないときの「うなずき」は意外と小さかったり、あるいはまったくやってなかったりするものです。

相手の話を聴いて、分かりやすい表情と共にシッカリとうなずくと、話しているほうはちゃんと聴いてくれていると感じて、安心感や信頼感を感じられます。

「相槌」には、以下の4種の種類があります。

  • 基本:「そぅ」「なるほど」などの短い簡単な相槌
  • 促し:「それで?」「それから?」などの問いかけで相手の話を促す相槌
  • 繰返し:「楽しいね」「残念だね」など相手の言葉を繰り返すことで共感を示す相槌
  • 好転:相手が自分を卑下したり消極的なことを言ったときに逆の言葉で好転させる相槌

これら4種の相槌を使うことで聴き上手になり、相手を話しやすい気持ちにさせることができるんですね。

立ち居振る舞い

人は中身が大事というのは誰もが否定しないことでしょうが、見た目の第一印象というものも大事で、それは初見の6秒ほどで決まるといわれています。

ですから、その第一印象を良いモノにするために、外見や立ち居振る舞いに気を配ることも必要なんですね。

人が無意識に自分の周りに持っているパーソナルスペースは、前方には広いですが横や後ろはやや狭くなるという傾向があるので、まずはそれを侵害しないように距離感に注意しましょう。

そのスペース内に他人が入ってくると不快感や緊張感を感じてしまうので、相手の傍らに立ったり座ったりするときは、前ではなく横に位置するようにすると良いです。

例えば話しかけるときも前からではなく、斜め前あたりから回り込むようにしたり、座るときも正対する正面の席ではなく横や斜め前の席に座るようにしましょう。

ただし、最初の挨拶はきちんと正面からするのは当然のマナーとして必要ですし、ふいに横から話しかけてビックリさせたりすることも配慮に欠ける行為なので要注意です。

体のパーツの中では指先が視線を呼びやすいので、爪を切りそろえるなどはもちろんのこと、汚れがついたりしないように普段から気をつけましょう。

目線は目の間から鼻にかけての位置をフワッと見るようなイメージで、顎の角度も上げ過ぎて横柄になったり下げ過ぎて卑屈なイメージになったりしないように。

それから腕組みをするのは、ガードが固いイメージや威圧感を与えて、あまり感じの良い態度じゃないのでやらないように注意します。

足を組んだり貧乏ゆすりなどは言わずもがなで、テーブルの下で見えないだろうと思っていると、見る人はちゃんと見ているので油断は禁物ですよ。

ファッション

見た目の印象として、ファッションも重要な要素ですね。

心理学の実験でも、身なりのきちんとした人とみすぼらしい格好をした人とでは、まわりの人達の対応も違ったものになったそうです。

まずはビジネススーツは、身なりに合った仕立ての良いものを身につけて、特にズボンのたけが短くならないよう注意しましょう。

ポケットにアレコレ物をつっこむのはもっての外で、シャツは夏でも長袖を着るのが世界標準としても正しい装いになります。

つい手を抜いてしまうのが靴ですが、履きなれてるからといってクタビレて磨り減った靴を履くのはやめて、質の良い靴をシッカリ手入れして履くようにするべきです。

マナー

男女同権と言って否定する人もいますが、レディーファーストをこころがける男性は品良く見えるものです。

特にコダワリがあってやりたくないというなら別ですが、そうでないならレストランでの食事や一緒に歩くときなどはレディーファーストを意識しましょう。

テーブルに着く際や店への出入りの際に女性を優先させるだけでも、お店の人や女性から見た印象が良く感じられるものです。

マナーとしては、食事をするときのテーブルマナーがまず第一に注目されます。

日本では英米仏の方式が入り混じっているようですが、やはりテーブルマナーは英国式を主とするのが間違いが無いでしょう。

主なマナーとして、以下のような点に注意します。

・サービスは大声で呼ばずに、手を軽く上げるかアイコンタクトを使う
・パスタをスプーンの上で巻かない
・パンで皿のソースをすくわない
・スープを飲むときに皿を傾けない
・肉や魚は一口分ずつ切ってフォークで口に運ぶ
・骨付きの魚の裏側の半身を食べるときにひっくり返さない
・食べている途中はフォークとナイフを先が×に重なるように皿の上に置く(フォークの先は下向きでナイフは刃が内側になるように)
・食べ終わったらフォークとナイフを時計の6時の方向にまっすぐ並べて置く(フォークの先は上向きでナイフは刃が内側になるように)
・ナプキンはサイズに応じて2つに折るなどしてももの上に置く
・中座するときはナプキンを椅子の座面に畳まずに置くか背もたれにかける
・食べ終わったらナプキンをテーブルに畳まずに置く

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さいごに

「魅せる技術」は以下の6章立てになっていて、今回記事にした内容を含めてたくさんの「魅せる技術」が紹介されています。

第1章:もう一度会いたくなる話し方の基本
第2章:感情を揺さぶるアクションの基本
第3章:押さえておきたいファッションの基本
第4章:個性を生かすカラーコーディネイトの基本
第5章:恥をかかないマナーとエチケットの基本
第6章:好感度を上げるコミュニケーションの基本

読者のターゲットは男性になってますが、マナーやコミュニケーションのところなどは女性が読んでも参考になるかと思いますよ。

仕事にもプライベートにも、役に立つ部分のある一冊ではないかと。

魅せる技術

著者:西松眞子

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