もっと甘くてもいい【カップ麺レビュー】明星「一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース」を食べた
2017/01/21
スーパーマーケットで見つけて買ってみました、明星の「一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース」です。
カロリーは、1食(108g)当たり489kcalとなってます。
去年食べて記事にもした「一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」なんてのもありましたが、それに対する世間の評価はあまり良くなかったようで。
「不味い」とか「ありえない」とかいった評判のせいか、店頭で目にする期間も短かったように感じられます。
にもかかわらず今回またもスイーツ系の「一平ちゃん」を発売するというのは、明星もナカナカ打たれ強いというかチャレンジャーだなとか思ったんですが。
去年もこの時期に同じく「チョコソース」の「一平ちゃん」が発売されたんだそうで、どうやら毎年のバレンタインの恒例アイテムとしての定着を狙った商品のようですね。
ただ今年は、パッケージに「2017新作」とあるようにリニューアルされた点もあるようで、去年食べた人も改めて試してみる価値はありそうですよ。
さてフタを開けると、中には「ソース」「あとのせかやく」「チョコソース」の3つの袋が入ってます。
この内の「あとのせかやく」っていうのが、前述のリニューアルの一番のポイントのようで、その中身はパッケージにも記載があるように「謎チョコキューブ」というものらしいです。
例の「謎肉」を意識したネーミングだということは分かるものの、実際のところどんな味や食感なのか謎な感じでして。
角切りになったチョコレートのような見た目ですが、食べてみないと分からない物体ですね。
それからカップの中の乾麺の色が褐色をしてまして、まるで和蕎麦のように見えますが、原材料名を見ると「ココアパウダー」が練り込まれてるらしいですよ。
ただ匂いをかいでみてもココアとかチョコっぽい香りはしませんから、特に味わいには影響しない程度なんでしょう。
いろいろ確認したところで、早速お湯を注いで待つこと3分でフタを開けまして、最初に「ソース」をかけます。
この「ソース」から早くもチョコの香りがしまして、既にこの時点で焼きソバの概念の枠を完全に飛び出た食べ物なんだなと感じさせられますね。
よくかき混ぜたら次に「チョコソース」をかけますが、コレはズバリその名のとおりのチョコレートのソースでして、普通なら焼きソバにかけたりしてはいけないモノです。
マヨビームと違って、けっこうネットリしててかけ難かったりもしますよ。
そして最後に、「あとのせかやく」として「謎チョコキューブ」をふりかけたら完成です。
それでは、いただきます!
口にいれたとたんに鼻へと抜けるチョコの香りは、今食べているコレが焼きソバだという意識を大きく裏切るかのようです。
そして、どうやら最初にかけた「ソース」の味らしいんですが、チョコの風味の中に焼きソバのソースとしての旨みや塩味が感じられて、独特の味わいを生み出していますね。
そこへさらに、2番目にかけた「チョコソース」のややビターなチョコの甘さが、食事と言うよりもデザートを食べてるような印象を与えます。
それから謎だった「あとのせかやく」ですが、その正体はお麩のような食感のチョコ菓子のようなモノでして、そのまま食べると軽いサクサクとした口当たりが感じられます。
麺やソースの水分を吸ってしまうと、フンニャリとして存在感が無くなってしまうんで、これは早めに食べたほうが良さそうですよ。
「ショートケーキ味」を食べたときにも感じたんですが、これもデザートという意識で食べればそう悪くない味だと思います。
私はどちらかと言えば悪くないというか、いっそ美味しいとさえ思うんですが、ただ「ショートケーキ味」に比べると中途半端な感じも否めませんね。
というのも「ショートケーキ味」はけっこうデザート方向に振り切った味わいだったんですが、これはやや食事としての焼きソバ側への未練が残ったような味になってる気がするんですね。
もっと思い切ってチョコレート味に踏み込んでいったほうが、かえってより美味しかったんじゃないかという気がしますよ。
といったところで、ごちそうさまでした!
ちなみにパッケージに小さく、次のようなチェックボックス付きの記載がありました。
□ 今年も義理チョコどうぞ
□ 年々お返し期待しちゃうなぁ
□ はじめから決めてました
□ 本当に感謝してます!
□ 気持ちです
バレンタインの義理チョコ代わりの用途のためでしょうが、デザインとしてあまりに小さ過ぎて気づかないレベルなのが惜しいです。