デザートかよ!【カップ麺レビュー】明星「一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」を食べた
2017/01/21
量販店のドンキホーテで見つけて買ってみました、明星の「一平ちゃん夜店の焼そば ショートケーキ味」です。
カロリーは、1食(110g)当たり500kcalになってます。
先日、「一平ちゃん夜店の焼そば カラムーチョホットチリ味」を食べて記事にもしたばかりなんですが、今回のコレはまたずいぶんと“異食”な・・・いゃ異色なカップ麺ですよ。
いくらクリスマスが近いからって、カップ焼きそばの“ショートケーキ味”なんて初めてです。
パッケージも赤と緑を配色した、クリスマスを思わせるカラーリングになってますね。
さて、中には「特製マヨ」「ソース」「あとのせかやく」の3つの小袋が入ってまして、これらは全部取り出します。
お湯を注いで待つこと3分でフタを開けたら、まずは「ソース」をかけるんですが、これがまず最初にくらう“衝撃のファースト・ブリット!”です。
サーッと麺にかけたとたんに、強烈なバニラ香が漂うんですね。
いゃ漂うどころではない、かなり強い香りが感じられます。
およそカップ焼きそばから感じられるはずの無い、と言うか感じられてはならない種類の香りに呆然としそうになる自分を強い自制心で何とか保ちつつ、ソースが麺に絡むように混ぜ混ぜ。
ソースの色が薄すぎて、ちゃんと満遍なく混ざってるのかどうか分かり難いですよ。
続いては、「あとのせかやく」をふりかけます。
これが「かやく」とは名ばかりで、その内容は「ドライ苺の粒・ヨーグルト風味のキューブ・カラーシュガー」となってまして、これって完全に製菓用のトッピング材料じゃないですか。
カップ焼きソバじゃなくて、ケーキとかアイスクリームにかけるのが、正しい使い方と言って間違いないモノです。
カラーシュガーなんて、お祭の屋台のチョコバナナにかかってるのくらいしか見たこと無かったのに、まさかカップ焼きそばの「かやく」としてお目にかかろうとは・・・
気を取り直して、最後に「一平ちゃん夜店の焼そば」定番の「マヨビームッ!」をおみまいして完成です。
それではドキドキしながら、いただきます!
まずは上にかけた「特製マヨ」が最初に舌に触れるんですが、これが実はいつものマヨではないんですね。
甘くはないんですが、少しバニラの風味がつけられてて、マヨネーズの酸味とバニラ感が絶妙な違和感。
ですが本当に驚くのはその次でして、「ソース」の甘さとそしてバニラの香りに“撃滅のセカンドブリット!”をくらいます。
いゃもうコレ、“抹殺のラストブリット”のレベルですね。
とは言うものの実は甘さはそれほど強烈じゃないんですよ、もちろん甘いには甘いんですが、その向こう側に焼そばソースとしての塩味や旨みなんかもちゃんと存在してまして。
ただ単に甘いだけの味付けじゃないところは、ギリギリでこれが焼ソバであることを思い起こさせますよ。
でも強烈にスゴいのは、甘い味じゃなくて香りのほうでして。
先程から「バニラ、バニラ」と言ってますが、もちろん本物のバニラビーンズが使われてるわけもなく、かといってバニラエッセンスというわけでもなく、つまりはバニラ風味の香料のフレーバなんです。
駄菓子的な生クリームとか、あるいは安いバニラアイスで嗅いだことのある、まさにジャンク・スイーツのあの香りが襲いかかってくるんですよ。
これはもう、美味しいとかマズいとかのレベルの話じゃなくて、とにかく驚きの体験と言うべきでしょうね。
ただハッキリ言って、私は食べられないほどマズいとは思いませんでしたよ。
どうやら世間では、食べ物として許せる範囲を超えるマズさだともっぱらの評判のようですが、私はそれほどでもないかなと。
つまり、自分からすすんで再度食べたいとは思いませんが、目の前に提供されるならば、敢えて断るほどでもないという印象ですね。
ただ次回は食事としてではなくデザートとして食べたいと思われ、だってご飯のつもりで食べたのに、ぜんぜんメシ食ったって感じがしないんだもの。
いずれにせよコレは甘さよりも、その香りによって人に嫌悪を抱かせるタイプのカップ焼きそばだと言えるでしょう。
チープなバニラ香が苦手な人は、好奇心で食べてみようとか思わずに避けたほうが賢明かと。
というわけで、ごちそう様でした!
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