完全にチョコ味【カップ麺レビュー】まるか食品「ペヤング チョコレートやきそばギリ」を食べた
2017/01/21
スーパーマーケットで見つけて買ってみました、まるか食品「ペヤング チョコレートやきそばギリ」です。
カロリーは、1食(107g)当たり492kcalとなってます。
つい先日「一平ちゃん夜店の焼そば チョコソース」を食べて記事にもしましたが、今回は「ペヤング」のスイーツ系焼きソバです。
柳の下の2匹目のドジョウを狙ったのか、あるいは「一平ちゃん」への対抗心の表れなのか分かりませんが、ついに「ペヤング」までもがチョコ焼きソバを発売。
と言うよりも、この時期のバレンタイン需要にカップ麺業界も乗っかろうという商魂なんでしょうね。
商品名も「チョコレートやきそばギリ」ですから、きっと「義理」チョコ代わりにこの焼きソバをプレゼントすることを提案してるんでしょう。
まさか焼きソバとしての「ギリギリ」のラインとか、食べ物として「ギリギリ」セーフとか、そういった食べる側としてあまり好ましくない意味で付けられた商品名ではないことを祈りますが。
とにかく見るからにチョコレートらしいというか、バレンタイン用と思わせるデザインのパッケージを開けまして。
その中には、「やきそばソース」と「後入れかやく」の2つの小袋が入ってますよ。
これらを取り出したら、お湯を注いで待つこと3分。
フタを開けて、まずは「やきそばソース」をかけてやります。
ここで既にチョコレートの香りがけっこう強めに感じられまして、当然と言うべきか、このソースが通常のやきそばソースではないと分かるんですが。
原材料名には「添付調味料(チョコレートベース)」としか書いてなくて、おそらく「やきそばソース」とは名ばかりで完全に「チョコレートソース」なんでしょうね。
この見た目はウスターか何かのようにサラッとした感じのソースが、麺にまんべんなく絡まるようによく混ぜたら、次は「後入れかやく」をかけてやります。
その内容は「クルトン」と「イチゴ加工品」となってまして、ごく少量なんですが、スープなんかに使われるクルトンと、ドライ苺を小さく砕いたフレークが入ってますよ。
それでは早速、いただきます!
これは一口食べたら、すぐさまチョコレートですね。
感想とか味わいとか、そういうのをすっ飛ばして「うわっ、チョコレートだ」という意識が頭の中ではじけます。
やはり予想どおり、「やきそばソース」は完全なる「チョコレートソース」だったようで、その味は焼きソバ感の一切無いチョコレートのものです。
つまり、ペヤングの焼きソバの麺にチョコレートをからめた味を想像して頂ければ、この「ペヤング チョコレートやきそばギリ」の味が分かるといったところ。
そういう意味では、変にブレの無い一直線なスイーツ系の焼きソバを目指している味わいで、それはそれで悪くはないんですが。
と言っても、“焼きソバを単純にチョコレート味にしました”感の強い仕上がりは、やや工夫が足りないという印象も否めません。
「一平ちゃん」のほうは、焼きソバのテイストを残しつつチョコレート味との融合を図った味付けで、とはいえそれが却って中途半端な味にも感じられたんですが。
この「ペヤング」のほうも、あまりにも安易にチョコレートテイストだけな味付けが、美味しくないわけじゃないんですが少し期待外れな感じ。
この2つのチョコレート焼きソバの間くらいの味が、ちょうど良い按配になるんじゃないかという気がするんですがね。
まぁいずれにせよ、食事ではなくデザートと意識して食べれば、これもナカナカ美味しく食べられる焼きソバですよ。
かやくのドライ苺は、それだけ食べると甘酸っぱいイチゴ味が感じられながらも、混ぜてしまうと量が少な過ぎてほとんど存在感がありませんが。
一方クルトンのサクサクした食感はスナック菓子のようなイメージを感じさせて、このスイーツ系焼きソバには似つかわしくて良いです。
どうやら、「一平ちゃん」の「ショートケーキ味」や「チョコソース」と同様に世間での評判はあまり良くないようですが、私はそれほど悪くないように思いましたね。
といったところで、ごちそうさまでした!