杏仁霜の香り濃厚【パンレビュー】木村屋總本店「ジャンボむしケーキ 杏仁豆腐」を食べた
2020/10/29
スーパーマーケットで見つけました、木村屋總本店「ジャンボむしケーキ 杏仁豆腐」です。
カロリーは、1個あたり400kcalとなってます。
木村屋の「ジャンボむしケーキ」シリーズから、今月の新商品として発売になった一品。
パッケージにはパンダのイラストと共に「アジアンスイーツ」とありまして、「ジャンボむしケーキ」の新ジャンルとして今後いろいろな「アジアンスイーツ」系のバージョンが登場するのかな?と期待したりして。
「ジャンボむしケーキ 杏仁豆腐」を食べてみた
さて杏仁豆腐ってのはことさら好物というわけじゃないんですが、あの何とも言えない香りは良いですよね。
特に買って食べたりとか中華料理店で注文したりはしないながらも、ランチセットなんかのデザートに付いてたりすると嬉しくなってしまう一品ではあります。
というわけで、袋を開けて取り出してみると中身はこんな感じ。
サイズは、DVDディスクにちょうど乗るくらいで。
杏仁豆腐のイメージからすると白っぽい色が相応しい気がしますが、そんな思いを裏切るようにオリジナルの「ジャンボむしケーキ」に近い黄色の生地ですよ。
しかも杏仁豆腐の香りもこの時点ではあまり感じられず、果たして今回の「ジャンボむしケーキ」の実力はいかがなものか?と不安も感じたりしつつ。
いつものようにナイフを入れて2つに割ってみたところ、こんな様子です。
例によって割ったところで何が入ってるわけでもないですが、スポンジ感のある生地が見てとれますね。
ともあれ早速食べてみることにして、パクリ。
フッカフカでしかもムッチリとした食感は、いつもの「ジャンボむしケーキ」のまま。
そして肝心の杏仁豆腐フレーバーですが、これが思った以上にシッカリと感じられますね。
「杏仁霜」とは?
ところで、そもそもこの杏仁豆腐の風味というのは何からきているのかな?と疑問に思いまして。
原材料名を確認してみたところ、その中に「杏仁霜」という記載を発見。
初めて目にしたこの「杏仁霜」というのは一体何なのかと調べてみたところ、これは「きょうにんそう」と読む食材なんだそうで(まれに「あんにんそう」と呼ぶこともあり)。
杏の実の種を割った中身をすりつぶして作ったもので、本来は割と希少で高価なものらしいですよ。
ですから安い杏仁豆腐なんかには、代替品として香りがよく似てて安価なアーモンドパウダーやアーモンドエッセンス等が使われがちとのこと。
ただ最近では「杏仁霜」といいつつ実際には杏の種の成分はほんの少しで、これをコーンスターチでかさ増しして香料(アーモンドエッセンス)で香りを足した商品も多く出回ってるらしく。
みょうに安い「杏仁霜」ってのは、みんなこれみたいですね。
おそらく、この「ジャンボむしケーキ 杏仁豆腐」の原材料として使われてる「杏仁霜」もそうなんでしょう。
とはいえ実際に感じられる杏仁豆腐の風味の高さは、あらがえない美味しさを感じさせるに十分でして。
杏仁豆腐好きの人にもオススメしたいくらいの、高い満足感を味あわせてもらえましたよ。
そんな感じで、ごちそうさまでした!