今度はイギリスで大暴れ!【映画レビュー】『エンド・オブ・キングダム』あらすじ&感想(ネタバレ無し)
2020/04/02
TSUTAYA DISCASのレンタルDVDで映画『エンド・オブ・キングダム』を観たので、その鑑賞記録です。

画像:シネマトゥデイより
あらすじ
アジア史上最悪のテロ事件と言われるフィリピンのホテル爆破事件が起き、主犯は武器商人のアミール・バルカウィによるものだと特定されます。
バルカウィは、世界規模の武器販売の増加を目論んで、各地でテロを扇動していたのです。
彼は世界中のテロリストや悪徳企業につながりを持ち、要注意危険人物としてブラックリストにも載っていました。
そのバルカウィの息子の結婚式の当日、アメリカ合衆国の無人攻撃用ドローンが発進。
そして式の祝いの場にいた彼に向かってドローンから放たれたミサイルは、会場ごとそこにいたほとんどの人を跡形も無く吹き飛ばしたのでした。
それから、2年後。
アメリカ大統領のベンジャミン・アッシャー(アーロン・エッカート)と、軽口を叩きながら親しくジョギングをしている男の姿がありました。
男の名は、マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。
彼はホワイトハウスがテロ攻撃を受けたときに大統領を救い出し、一度は離れていたSS(シークレットサービス)の職に復帰していたのです。
やがて仕事を終え、家に帰り着くマイク。
彼は、出産を2週間後に控えた妻と、これから生まれてくる子供のことで頭が一杯でした。
そして実は、その子供や妻のために危険な仕事を辞めようと考えていたのです。
そこへかかってきた、一本の電話。
相手はSS長官で、イギリス首相が急逝したため、緊急渡英する大統領の付き添いをするよう指令が下ったのです。
マイクは急ぎ大統領のもとへ向かい、休暇で趣味の釣り旅行中だったアラン・トランブル副大統領(モーガン・フリーマン)も既にホワイトハウスに到着していました。
準備期間の無い予定外の行動は警備に不安があるという周りの反対を押し切り、大統領はエアフォースワンに乗りSS長官やマイクと共にイギリスへ。
まずは無事イギリスの空港に着陸した一行は、厳戒態勢のロンドンを車で葬儀会場のセント・ポール大聖堂へと向かいました。
アメリカ以外の各国首脳も同様にロンドンに到着しており、マイク達もロンドン警視庁などによる厳重な警戒の成果もあって何事も無く大聖堂まで到着したかに見えました。
しかし、そのときです。
同じく大聖堂に到着したカナダ首相夫妻を乗せたリムジンが轟音と共に爆発炎上、と同時にその場にいた警官や近衛兵や民衆達による一斉攻撃が始まりました。

画像:インターネット・ムービー・データベースより
ミサイルによって死んだと思われていた武器商人バルカウィが実は生きており、アメリカへの復讐のため事前の入念な計画と準備によって、警官や近衛兵や民衆達の中にテロリストを紛れ込ませていたのです。
テロリストの攻撃はここだけに留まらず、バッキンガム宮殿にいたドイツ首相は射殺、テムズ川でボートに乗っていたフランス大統領は爆弾で吹き飛ばされ、チェルシー橋の上で渋滞にあっていた日本首相は橋が爆破されて車ごと川へ転落、イタリア首相はウェストミンスター寺院で爆弾により死亡し、各国首脳が次々と同時多発テロにより殺害されます。
そんな中でマイクは大統領を守りながら車で脱出、激しいカーチェイスをくぐり抜けてようやく大統領専用ヘリに乗り込んで飛び立ったまでは良かったのですが。
そのヘリを狙うスティンガーミサイルによって撃墜され、墜落大破したヘリの中でSS長官も絶命し助かったのはマイクと大統領のみ。
脱出手段を失い勝手の分からないロンドンの街で孤立無援となったマイクと大統領は、果たしてこの状況から無事逃げ延びることができるのでしょうか。
感想
本作は2013年に公開された『エンド・オブ・ホワイトハウス』からの続編になりますが、今回はタイトルが「キングダム」になってることから分かるように、舞台がアメリカからイギリスはロンドンに移りました。
主な登場人物も前作から引き続いてますが、前作冒頭で大統領夫人を死なせたことに責任を感じて落ち込んでたマイクも、スッカリ立ち直って元気にSSの仕事をやってますね。
しかも奥さんとの間には子供もできて公私共に順風満帆な様子で、この幸せの中で仕事も辞めてしばらく悠々自適の生活に入ろうとしてたようですが、そうは問屋がおろさないということでまたも事件の渦中に放り込まれてしまいます。
それにしてもイギリスでのテロが上手くいき過ぎというか、警護のレベルが残念過ぎてチョット笑ってしまうほどなんですが、いくらなんでも各国首脳が呑気で観光気分に浸り過ぎ。
要人なのにほとんど周りに警備状態が無いままフラフラしてるから、ドイツ・カナダ・イタリア・フランス・日本と立て続けに攻撃されてお陀仏になるわけで。
日本の首相なんか、ろくに警護の白バイとかも付いてない車で交通規制も無いままに橋の上で渋滞にはまるなんて、どんだけ雑な扱い受けてるんだ?とか思ったりして。
と言っても、さすがに2年程度の準備期間であれほどテロリストをイギリスの主だった機関内に潜入させることができるというのもオカシナ気もしますが。
でもこの映画はそんな些細な点にこだわってたら面白くないんでして、とにかくチェイスとアクションに注目して頭を空っぽにして観るべきなんですね。
今回のマイクも最強で「ランボー」で「ダイハード」な活躍を見せてくれますし、さらに前作に比べると大統領もかなり活躍するんでアーロン・エッカートのファンも満足できるでしょう。
現実ではいろいろ難しい問題もあったりしますが、映画の中では結婚式で奥さんが殺されようが復讐だろうが何だろうがテロリストは悪いヤツで、徹底的に懲らしめて酷い目に合わせて皆殺しにするのが正しいことで、もちろんアメリカは間違ったことなんか一切無くて最高で良い国で「アメリカ万歳」であるという主張満載ですが。
そういったアメリカ人気質に鼻白んだりしなければ、派手な爆発やアクションを心行くまで楽しめる映画になってますから、おすすめですよ。
作品データ
●原題
London Has Fallen
●監督
ババク・ナジャフィ
●出演者
ジェラルド・バトラー
アーロン・エッカート
モーガン・フリーマン
●日本公開年
2016年
●上映時間
99分