粘りの無い納豆なんて【カップ麺レビュー】まるか食品「ペヤング ソースやきそばプラス納豆」を食べた
2020/04/02
スーパーマーケットのイトーヨーカドーで見つけて買ってみました、まるか食品の「ペヤング ソースやきそばプラス納豆」です。
カロリーは、１食(１２６ｇ)あたり５６２ｋｃａｌとなってます。
「わかめ」だの「パクチー」だの、挙句の果てに「チョコレートやきそば」だの、変り種焼きソバを連発している「ペヤング ソースやきそば」ですが。
今回は「パクチー」に並んで、その匂いで好き嫌いが分かれることの多い「納豆」を取り入れたんですね。
パッケージのイラストは、あまりリアル感の無い納豆ですが、大きく書かれた「納豆」という文字が目を引くデザインになってます。
さてフタを開けると、中には「かやく」「後入れかやく」「ソース」の３つの小袋が入ってますよ。
どうやら、この内の「後入れかやく」が納豆そのモノになってる様子ですね。
まずは、「かやく」を麺の上にあけまして。
お湯を注いで待つこと３分で湯切りして、フタを取ったら続いて「ソース」をかけてやります。
まんべんなく「ソース」が全体にいき渡るようにかき混ぜたら、最後に納豆そのモノの「後入れかやく」を上にふりかけて完成です。
それでは、いただきます！
ベースは通常の「ペヤング やきそば」のようで、中細でやや縮れのある麺とスパイス感のあるソースの取り合わせで美味しいですね。
具もいつもどおり、キャベツと味付け鶏ひき肉のみ。
そして注目の「後入れかやく」ですが、これはどうやら「乾燥ひき割り納豆」のようですよ。
つまりひき割り納豆をフリーズドライにしたモノで、口に入れると砕いたピーナッツのような食感。
乾燥してるんで、通常の納豆でお馴染みの強烈な匂いや粘り気は、あまり感じられませんね。
ただ口の中で唾液から水分を得ると、少しだけ舌触りにヌルヌル感が生まれます。
匂いのほうも弱めではあるんですが、嫌いな人にとっては十分にくさいと感じられる程度には匂うんで、食べるときは周りへの配慮は必要かと。
味についても思ったほど納豆らしさを感じられず、チョット期待外れな印象は否めません。
ご存知かもしれませんが、「納豆ふりかけ」という商品がありまして。
例えるなら、いつもの「ペヤング やきそば」にソレをかけただけのようなものです。
「納豆ふりかけ」を食べたことのある人なら、そのイメージを分かって頂けるでしょう。
どうにか納豆レベルを上げる工夫はできないかと思いまして、途中でチョイ足しとして生卵と練り辛子を入れてみましたよ。
私は納豆には生卵必須派なんで、これでいつもの納豆の味わいに近づけることができるんじゃないかと考えた次第。
さて、その結果はいかがなものか。
結論を先に言うと、残念ながら納豆感はアップできませんでした。
生卵の白身のおかげで粘りと言うか、麺にズルズル感やヌルヌル感は生まれましたが、やはりそれは納豆の粘りとは違うもので。
しかも黄身の甘みが強く感じられて、かえって納豆の味わいを打ち消してしまうという結果に。
コレはコレで美味しいとは思うんですが、納豆感をアップするという作戦は失敗に終わりましたよ。
このカップ焼きそばを選んだくらいですから、これを口にする人はやはりある程度納豆が好きで、納豆を食べ慣れた人だと思われます。
私と同様に、そういう人にとっては、この「ペヤング ソースやきそばプラス納豆」は、これじゃない感や惜しい感を受けざるを得ないんじゃないでしょうかね。
まぁ、いつもとは違う変わったタイプの「ペヤング やきそば」のバリエーションの一つとして、試しに一度食べてみるくらいの面白さはあったかと。
セブン＆アイグループのみで販売されてる商品なんで、気になる方はコンビニのセブンイレブンやイトーヨーカドー系列のお店でお買い求めを。
といったところで、ごちそう様でした！
