【ライフハック】グズな自分を行動的にするためにやめるべき4つの習慣
2017/03/13
『「グズ」の習慣が直る本』(著:和田秀樹)を読んで、そこから得られた気づきや考えたことをまとめました。
ものごとをナカナカ始められないとか、やろうやろうと思いながら手を付けられないでそのままにしてしまうとか、そういう経験が私にもあります。
つまりこの本で言うところの「グズ」なところがありまして、誰しも多少はそういうところがあるんじゃないでしょうか。
そんな自分の「グズ」なところのせいで、失敗をしてしまったり、後悔するようなことになったりすると、「なんて自分はダメなんだ」と自己嫌悪に陥ったりします。
さらには「自分はグズな性格なんだから、しかたがないんだ」と、開き直って諦めたりしまうかもしれません。
でも、ダメじゃないし、諦める必要も無いんです。
「グズ」なのは性格じゃなくて、ただ単に「グズ」の習慣がついてしまってるからなので、それをやめることで自分を変えることができるんですね。
「グズ」な自分を行動的に変えるために、まずは以下の4つの習慣をやめてみましょう。
1.やる気が起きてからやるという習慣
「何となくやる気が起きない」というときは、誰にでもあります。
どうしてもやらなければならないことがあっても、つい「今はやる気になれないから後にしよう」と考えたりするものです。
でも、後になればホントにやる気は起きるのでしょうか、後というのはいつのことなのでしょうか?
そうやってやる気になるのを待ちながら、いつまでも放置しておいたからといって、やるべきことは無くなったり解決したりはしないものです。
やる気が起きるのを待っている内に無駄に時間が経っていき、事態が悪化してしまうこともあるでしょう。
何かをやるのに、やる気は必要ありません。
やる気のある無しに関わらず、ただやるのです。
しっかり自分の気持ちに向き合って考えてみれば、「やる気が起きない」というのは単に逃げたい気持ちから出た言い訳に過ぎないと気づくことでしょう。
やるべきことを今すぐ片付けることができるなら、やる気があるとか無いとか考えずに、迷わずに取り掛かってしまいましょう。
やってみれば、思ったほど手間もかからず、簡単に片付くことも多いものです。
2.まとまった時間ができたらやるという習慣
「今は忙しいから」とか「時間がかかりそうだから」とかいった理由で、「まとまった時間ができたらやろう」と思うこともよくあるでしょう。
でも「まとまった時間」というのは、なかなか取れないものです。
しっかりスケジュールに組み込んで、それに従って「まとまった時間」を取れるのなら、それでもかまいません。
ところが「まとまった時間でやろう」と思う人は、たいていはスケジュールを決めることなく、ただ後回しにしてしまいがちです。
「この仕事が片付いたら、机の上をきれいに掃除しよう」と思っていても、すぐに次の仕事が始まって、けっきょく掃除の時間は取れなくなります。
せっかく買った本も「まとまった時間ができたら読もう」と思っていると、書棚でホコリをかぶったまま読まれずに放置されてしまうのです。
「まとまった時間」で、一気にやる必要はありません。
とにかく、ちょっとでもできるところまでやれば、少しずつでも前進するのです。
ちらかった机の上は、とりあえず目の前の捨てられるものだけ捨てるとか、読みたい本は、寝る前に5ページだけ読むとか、できる範囲で取り掛かってみましょう。
3.期限ギリギリになってからやるという習慣
物事を期限ギリギリにならないとやらないという習慣は、癖になってしまうことが多いものです。
それは人生の中で、ギリギリになってから始めて、けっきょく何とかなったという経験を重ねてしまうからです。
仕事にしろ勉強にしろ、たいていのものは期限付きのスケジュールが決められていて、そのスケジュールを順調にこなすのが理想です。
でも、取り掛からずにグズグズしているうちに期限が近づいてしまうということは、子供の頃の夏休みの宿題でも経験があることでしょう。
そしてギリギリになってから必死になってやり始めて、多くの場合その結果の質や内容はともかくとして、何とか片付けることができるものです。
そういった経験を何度か繰り返すうちに、それが癖になって、追い込まれれば何とか片付けることができるという、変な自信のようなものが無意識にでも身についてしまうのです。
でもそんな風にギリギリでやりながら、ほとんどの人は、「どうしていつもこんな苦労をしてしまうんだろう」とか「もっと早くやっておけば」とか後悔の気持ちに苦しめられます。
この苦しんだ気持ちをシッカリ憶えておきましょう。
いつもギリギリにならないとやらない人は、自分がダメなやつだとか、そういう人間なんだとか決めつけて諦めてはいけません。
ただ単にそういう習慣が癖になっているだけで、その習慣を改め、癖を捨てるだけで変わることができるんです。
例えば紙に書いて目につく所に貼っておくとかして、後悔で苦しめられた気持ちを忘れないよう、同じことを繰り返さないように自分に言い聞かせましょう。
4.準備を万全に整えてからやるという習慣
何かをやる前に、準備が必要というのは間違いではないでしょう。
でも、準備を万全に整えてからじゃないと始められないというのでは、問題があります。
「まだその時期じゃないから」とか「まだ準備が万全じゃないから」とかいった理由で、何かを始めるのに躊躇することがあります。
とはいえ「その時期」とか「万全な準備」というのは、何か明確な基準があるものでしょうか。
それは実のところ、本人のやりたくない気持ちを正当化するための言い訳でしかないのです。
「アメリカ旅行に行きたい」と言いつつ、「英語が十分に話せるようになったら行こう」と言う人は、きっと生涯アメリカには行けないことでしょう。
仕事で新しいアイデアを思いついても、「準備を万全に整えてから発表しよう」と思っていたら、他の人に同じアイデアを先取りされてしまうかもしれません。
英語はカタコト程度でもアメリカに行くことはできますし、新しいアイデアは準備しながらでも発表してしまったほうが勝ちということもあります。
万全な準備を求めていたら、いつまでたってもスタートできません。
それに、どんなに準備をしたところで、想定外の事態が起きることは珍しくないのですから、けっきょくのところ万全な準備なんていうものは有り得ないのです。
極端に準備不足を恐れず、今すぐにでも行動を起こしましょう。
まとめ
今回は、「グズ」な自分を行動的に変えるために、やめるべき4つの習慣を挙げてみました。
まずはこれら4つの習慣をやめるだけで、自分の「グズ」なところがかなり改善されるのではないでしょうか。
『「グズ」の習慣が直る本』の中では、さらに細かく「グズ」を改善するための方法が書かれています。
「グズ」な人が、ついやってしまいがちな行動や考え方について、とても的確に指摘されていて耳が痛い部分も多いですが、自分を変えたい気持ちがあるなら試しに読んでみてはいかがかと。
「グズ」の習慣が直る本
著:和田秀樹
プロローグ:グズな自分を許していませんか
第1章:あなたの「グズ」はどんなタイプ?
第2章:あなたは、ただのロマンティストで終わってしまう人?
第3章:「こころがモヤモヤしている」人はグズになる
第4章:日々、グズの罠に引っかかっている人
第5章:これは簡単!グズ克服法
第6章:さあ、どんどん前へ進もう
エピローグ:「グズ」の悩みは過去のもの!