エージェント・オブ・シールド【シーズン3】第9話・第10話あらすじ(ネタバレあり)
2017/06/05
米ドラマ『エージェント・オブ・シールド シーズン3』第9話・第10話の簡単なあらすじです。
各話ラストまでストーリーを記述していて、ネタバレを含んでいます。
第9話「ヒドラの扉」
ヒドラに通じているという疑いも晴れ、自宅でコールソンと共に軽いディナーを楽しんでいるロザリンド。
マリックの正体を自ら暴くと話す彼女だったのですが、突然胸を血に染めて倒れてしまい、コールソンが駆け寄るも既に息絶えていました。
ロザリンドの命を奪った銃弾は窓の外から撃ち込まれており、それは遥か遠くにあるビルからのウォードの遠隔射撃によるものでした。
さらに部屋に押し入ってきたウォードの手下に命を狙われながらも、辛うじてコールソンは駆けつけたマックの車によって脱出。
無事にシールドの基地へと帰り着きますが、ロザリンドを失って荒れる彼はまるで人が変わったようでした。
ウォードへの復讐を誓ったコールソンは、これまでの冷静なシールド長官としての対応を捨て、一線を越えた方法を取ることを決意します。
そしてマックに副長官としてシールドの指揮を取ることを命じ、自らは長官の立場を離れてウォードの弟トーマスを拉致。
なぜならトーマスはウォードにとって、世界でたった一人の大切と思える人間だったからです。
その頃、NASAの研究がヒドラと繋がりがあるとにらんだフィッツは、シモンズとそして上司ロザリンドを失ったバンクスと共に、既に閉鎖されているNASAの研究施設へ調査に行っていました。
画像:映画.comより
しかしそこにはマリックと手下の能力者が待ち構えていて、バンクスは殺されてしまい、フィッツとシモンズは捕らえられてしまいます。
そして、時空の扉の向こうに追放されたインヒューマンズを呼び戻すことを目的とし、その方法を二人から聞きだそうとするマリック。
その尋問を任されたウォードは、シモンズを痛めつけることでフィッツから情報を引き出し、ついにマリックはインヒューマンズを呼び戻す計画を実行に移すのでした。
時を同じくして、弟を人質に取ったことをウォードに知らせたコールソンは、通話を逆探知することでウォードの居場所を突き止めます。
そこは、かつてシモンズを助け出したイギリスの古城だったのですが、どうやらヒドラはフィッツとシモンズをその城に連れて行き、再び時空の扉を開くつもりのようです。
一方、コールソンから、イギリスの古城へ行きウォードを倒しフィッツとシモンズを救出するという連絡を受けたマックは、限られた少数のメンバーでコールソンを援護しに行くことが正しい選択なのか悩みます。
しかし、やはり危険な場所に乗り込んでいくコールソンたちと、捕らえられたフィッツとシモンズをそのままにはできないと決意。
シールドへの協力を決めたばかりのリンカーンと、シールドに保護されて能力をコントロールするための訓練中だったジョイの、二人のインヒューマンズをメンバーに加えて出動するのでした。
しかし古城では既にマリックによって、ヒドラの幹部達がそれぞれ1つずつ持っていたという5つのモノリスのかけらを使って、時空の扉が開かれつつありました。
そこへウォードと彼の指揮する部隊、さらにシモンズを人質に取られて案内係をすることになったフィッツがやって来ます。
やがて彼らは異星のインヒューマンズを連れ戻すために、次々に時空の扉へと飛び込んでいきました。
ところがそこへやって来たコールソンは、探知機によってウォードが時空の扉へと入っていったことを知るや否や、この機を逃すことはできないとジェット機から飛び出して空からその扉へとダイブします。
こうしてウォード、フィッツ、そしてコールソンたちを飲み込み、時空の扉は閉じたのでした。
第10話「死の星」
異星の地ではフィッツとウォードの部隊が、地球へ戻るための時空の扉が開かれる場所を目指しつつ、インヒューマンズを探して砂漠の中を歩いていました。
ところが突然、地下へと続く入り口へと飛び込むフィッツ。
そして彼はその中で、怪我をしてベッドで寝ていたウィルを見つけ出します。
シモンズから話を聞いていたフィッツは、ウィルのことや地下の隠れ家のことを知っていたのでした。
フィッツを追って来たウォードは、何者か分からないウィルを見て殺そうとしますが、時空の扉が開かれる場所へ行くには彼の案内が必要だと説得するフィッツ。
さらにウィルには、案内してくれれば一緒に地球へと帰れると説明します。
こうしてフィッツとウォードの部隊にウィルが加わり、彼らはさらにインヒューマンズの探索をしながら砂漠での移動を続けるのでした。
同じ頃、コールソンの援護にやって来たマック達は、マリック制圧のために密かに行動を開始していました。
リンカーンの能力で電源を落とし、その隙に一気に攻め込んだシールドのメンバーは時空の扉を奪うことに成功。
さらに捕まっていたシモンズも停電の暗闇に乗じて脱出し、逃げる途中でガーナー教授が捕らえられているモジュールを発見します。
ここから出してくれたら守ってやると説得されたシモンズは、迷った末に仕方無くモジュールから彼を解放することに。
ラッシュに変貌した彼は約束通りにヒドラの部隊を倒しますが、そのままどこかへ姿を消してしまうのでした。
時空の扉を奪ったマックのほうは、しかしそれを取り返そうとするヒドラの攻撃には耐え切れないと判断し、彼とデイジーの2人を残して他のメンバーには脱出を命じます。
彼はデイジーと2人でコールソンとフィッツが戻るまで扉を守り、もしも時間内に脱出できないようならミサイルを撃ち込んで、自分達や扉ごとすべてを破壊するようメイに指令を与えるのでした。
画像:映画.comより
その頃、異星の砂漠を歩くフィッツはウィルに、彼が「ヤツ」と呼んでいるインヒューマンズを地球に連れ帰ることがウォード達の目的だと教えます。
そしてその計画を防ぐために、彼にある作戦を提案するのでした。
それは、地球へ戻るための時空の扉が開く場所はフィッツしか知らないことを利用して、ウォード達をまいてウィルと2人だけで戻ろうという計略で、思惑通り彼らは砂嵐に乗じてウォードの部隊からの逃亡に成功します。
しかし逃げる途中でウィルの様子がおかしいことに気づいたフィッツは、実はウィルは既に死んでいて、その体を「ヤツ」に乗っ取られていたことを知るのでした。
お互いに相手を倒そうと、取っ組み合いになる二人。
そこへ、コールソンとウォードがやって来ます。
コールソンは、逃げ出したフィッツとウィルを追うウォードに遭遇し、部隊を倒して彼を捕らえることに成功していたのです。
そして、争うフィッツとウィルの様子を目にしたコールソンは、銃でウィルを撃ってフィッツを援護しますが、その隙を見て彼に襲いかかるウォード。
ところがその時、彼らの前に時空の扉が開きます。
なおもその扉へ向かおうとするウィルの止めを刺して、コールソンに早く扉へ行くよう叫ぶフィッツ。
その声を聞きながらコールソンはウォードを倒し、機械の義手を使って胸を圧し潰すことでついに彼の息の根を止めます。
復讐の思いを遂げたコールソンは、義手を外して死んだウォードの横に置くと、仲間の元へ帰るべくその場を離れたのでした。
一方、古城の上空で待機していたメイたちでしたが、今や遅しとマックからの脱出の連絡を待っていました。
そのときマックから、「今だ、やれ!」との無線が入ります。
彼らが脱出した様子の無い状況に一瞬躊躇しながら、ついに決意して古城にミサイルを撃ち込むメイ。
しかし、その爆発の中からインヒューマンズを収容するためのユニットが飛び出し、それを回収してみると中には脱出したマックとデイジー、そしてコールソンとフィッツが乗っていました。
お互いの無事を喜ぶシールドのメンバーたち。
ただそこにウィルの姿が無いことを知ったシモンズだけは、その状況を心から喜ぶことはできないのでした。
時を同じくして、古城を離れていく車の中には、逃げ出したマリックの姿がありました。
ところが、その車の前に立ちはだかる一人の男。
車のライトに照らされて姿を現したその男は、あろうことか異星の地で死んだはずの、あのウォードだったのでした。