エージェント・オブ・シールド【シーズン3】第17話・第18話あらすじ(ネタバレあり)
2017/06/28
米ドラマ『エージェント・オブ・シールド シーズン3』第17話・第18話の簡単なあらすじです。
各話ラストまでストーリーを記述していて、ネタバレを含んでいます。
第17話「チーム」
シールドの仲間が窮地に陥ったことを知ったデイジーとリンカーンは、金属を溶かす能力を持つジョーイと、超高速で移動することのできるヨーヨーことエレナを呼び出します。
そして、全速力でコールソンたちのいるヒドラの秘密基地へと向かう、4人のインヒューマンズたち。
その頃、能力者のギエラによって捕らえられそうになったコールソンたちは、それでもまだ必死の抵抗を続けて、重傷のメイを庇いつつゼファーワンの一室に立てこもっていました。
そこへデイジーたちが到着して、三方に分かれてコールソンたちの捜索を開始。
画像:映画.comより
すぐにデイジーが、コールソンたちのゼファーワンが収容されている格納庫を発見し、全員そこへ集まるよう連絡します。
やがてジョーイとエレナ、そして途中で発見して捕らえたマリックを連れてリンカーンもやって来ます。
格納庫に4人が揃ったところで、捕らえたマリックと共にゼファーワンに乗り込んだ彼らでしたが、中には目を見た相手を仮死状態にしてしまう能力を持つルシオが隠れていました。
彼の目を見てしまったリンカーンは倒れてしまいますが、ちょうどルシオが見えない位置にいたジョーイが、彼を刺し殺してリンカーンを救います。
こうして4人のインヒューマンズたちは、立てこもっていたコールソンたちの救出に成功し、無事にシールドのメンバーはヒドラの手を逃れてピンチから脱出。
しかし、シールドを取り逃がしたことを悔しそうに報告するギエラに、仲間を一人送り込んだから大丈夫だと「ヤツ」に取り付かれたウォードは平然と応えるのでした。
やがて、シールド本部に戻ったコールソンは、早速マリックの尋問を始めます。
何より知りたいのは、ウォードに取り付いた「ヤツ」についてです。
これまでの調査で分かっていることは、「ヤツ」の名前はラテン語で「アルベウス」または英語で「ハイヴ」と呼ばれ、太古の昔に異星人が作り出した地球で最初のインヒューマンズであること。
そして、その正体は寄生生物の群れであり、集団で死体に寄生して記憶や知識を得つつ、命を永らえているということでした。
そのハイヴに娘を殺されて、絶望と後悔の念に苛まれていたマリックは、ついにコールソンにすべてを話し始めます。
そして、「ヤツ」はインヒューマンズを支配する能力を持っていると語り、仲間といえどもインヒューマンズを信用するなとコールソンに警告するのでした。
話を聞いたコールソンは、念のためハイヴに接触した可能性のある4人のインヒューマンズを外へ出さないよう、マックにシールド本部の封鎖を命じます。
さらにフィッツとシモンズは、既にハイヴに支配されていたと思われるルシオの死体を解剖してみることに。
ルシオは死体になっても体温が下がらないという異常があったのですが、頭部を開いてみると、やはり脳に何かに感染したような異常が確認されます。
この結果から、デイジーたち4人の内の誰かがハイブに操られているかも知れないという疑惑を深めるコールソン。
ところが、ちょうどそのとき停電が起こり、何者かによってマリックが殺されたうえに、爆破によって死体も吹き飛ばされるという事件が起きます。
この事件が、ハイヴによって操られている誰かがいるとコールソンに確信させ、ついに彼はマックたちと共にデイジー・リンカーン・ジョーイ・エレナの4人の拘束を決行。
しかし、それに反発した4人は、部屋に立てこもって脱出を企てます。
そしてデイジーの手引きによって、外への秘密の通路を使って逃げようとした4人でしたが、その先はインヒューマンズ用のモジュールでした。
結局コールソンの言葉に従うことにしたデイジーが、インヒューマンズの隔離の手助けをしたのです。
さらにモジュール内にはコールソンもいて、4人の内、少なくとも一人のウィルス感染者を突き止めたと話します。
それはリンカーンで、なぜなら彼のロッカーを調べたところ、ジェームズから手に入れた異星人の作ったと思われる謎の球体が見つかったからでした。
こうしてリンカーンは感染者として隔離モジュールに閉じ込められ、他の3人も同様に隔離されて血液などから感染の有無を検査することに。
ところがしばらくして、リンカーンが隔離されているモジュールに忍び込んできた、何者かの人影がありました。
それは自分が閉じ込められていたモジュールを抜け出したデイジーで、彼女はリンカーンに一緒に逃げようと持ちかけますが、疑われたまま逃げるのは嫌だと断るリンカーン。
しかしそこで彼は、デイジーの様子がおかしいことに気づきます。
実は、ヒドラの基地でハイヴに遭遇し感染していたのはデイジーで、マリックを能力で殺害したのも彼女の仕業だったのです。
そして彼女は、一旦リンカーンに罪を着せることでコールソンたちの目を欺いたのでした。
やがてリンカーンを連れて行くことをあきらめた彼女は一人で出て行くことに決め、密かに異星人の球体とテリジェンクリスタルを手に入れると機体格納庫へと出て行きます。
そこで能力を使って、シールズ本部を揺るがすほどの力で、追っ手を遮るため格納庫のハッチを破壊するデイジー。
天井が崩れ落ちるほどの揺れの中で、コールソンは成す術も無く瓦礫の中に埋もれていったのでした。
第18話「特異点」
デイジーに破壊された格納庫などの修復と、さらにヒドラの襲撃に備えた要塞化のため、慌しい様子のシールズ本部。
コールソンは足の骨を折るという重傷を負いながら、インヒューマンズを支配する能力を持つハイヴにデイジーまで奪われ、その対策を急いでいました。
また、検査の結果問題無いと判明したジョーイとエレナ、そして同様に感染の疑いの晴れたリンカーンは、ようやく解放されて自由の身に。
ジョーイとエレナは、自分たちが疑われたことからシールドへの不信感を持ったまま暮らしていた街へと帰り、リンカーンは本部に残って修復を手伝っていました。
そして、ようやく半分だけこじ開けたハッチの隙間から、メイの巧みな操縦技術でなんとか外へと発進したクインジェットの中で、ハイヴに対抗する作戦を開始するシールドメンバーたち。
まずは、次にハイヴに狙われそうなインヒューマンズとして、分身能力を持つアリーシャが危ないと考えたコールソンは、メイやリンカーンと共に彼女の元へと向かいます。
しかしリンカーンの前に現れたアリーシャは既にハイヴによって感染しており、リンカーンを倒そうと分身した2人の体で襲い掛かってきたのです。
助けに来たメイと共に、2人のアリーシャを相手に闘うリンカーンは、1人を捕まえて盾に取り、デイジーの居場所を聞きだそうとします。
ところが、その分身を撃ち殺してしまう、もう1人のアリーシャ。
さらに続けてメイまでも殺そうと銃口を向けた彼女でしたが、間一髪のところで現れたコールソンの銃弾に倒れます。
死んだ2人のアリーシャは、どちらも本体ではなく分身でした。
とはいえ分身が受けた痛みや命を失うショックは、本体も同様に強く受けるはずなのに、分身同士で自らを殺すようなまねをしたアリーシャに困惑するリンカーン。
つまりハイヴによる感染は、それほどインヒューマンズたちを意のままにできるということなのでした。
その頃、ハイヴとデイジーは、ジェームズの隠れ家に来ていました。
画像:映画.comより
ハイヴは彼に、異星人の球体の他に、対になるもう一つのものを持っているはずだと尋ねます。
他には何も無いと、しらを切るジェームズでしたが、そんな彼の足元にテリジェン・クリスタルを放り投げるデイジー。
たちまちミストに包まれた彼は、さわった物を何でも爆弾に変えてしまう能力を持ったインヒューマンズへと変貌し、さらにハイヴによって感染させられてしまいます。
そして彼の言いなりになったジェームズは、隠していた対になる謎の物体を渡したのですが、それはハイヴを倒すことのできる唯一の物体だったのでした。
一方、マック・フィッツ・シモンズの3人は、デイジーを取り戻すための手がかりとして、ラドクリフ博士という寄生生物関係の科学者の行方を追っていました。
彼は、ヒドラがデータや資料を持ち去った、農薬の研究をしている会社の元研究員で、どうやらヒドラが必要としたのは彼の研究内容だったようです。
マックたちは、科学者が集まる秘密クラブに博士がいることを突き止め、フィッツとシモンズの2人がそこへ潜入します。
そして博士の興味を惹きそうな発明品を餌にして、ようやく彼に会うことのできた2人はシールドへの協力を依頼。
しかし話しを聞こうともしない博士は、2人を侵入者として捕らえようとします。
ところが、そこへ突然姿を現したハイヴ、そしてデイジーとアリーシャ。
デイジーは能力を使ってフィッツの首を締め上げ、「これが最後の警告、この次は首を折るから」と彼に言い置いて、ラドクリフ博士を連れたアリーシャと共に姿を消します。
ハイヴのほうは、ウィルの言葉で優しくシモンズに語りかけますが、彼女は溢れる涙と共にウィルは死んだのと言いながら、メイにもらった銃で彼を撃って逃走。
こうして彼らは、生きてハイヴたちの手から逃れることはできたのですが、目的のラドクリフ博士は奪われてしまったのでした。
同じ頃、シールド本部に戻ったコールソンは、タルボット准将からの連絡を受けていました。
それは、マリックの情報を元にして割り出した全世界のヒドラの基地が、ATCUの指揮による攻撃ですべて壊滅していく様子でした。
ついにヒドラは、この世から消え去ったのです。
ちょうどやって来たメイと共に、その映像を感慨深そうに観ているコールソンでしたが、これで終わりではないことは、もちろん2人とも分かっていました。
なぜなら、ハイヴがまだ生きているからです。
そしてそのハイヴは、デイジーやアリーシャやジェームズ、そしてラドクリフ博士を連れて、とある街に来ていました。
彼はマリックの遺産を使って、その街を丸ごと一つ買い上げたのです。
「すべてはここで始まる」そう言って、ハイヴは満足そうに笑みを浮かべるのでした。